ポスタルコとしては、はじめてとなるペンケース
ペンケースでありながらペントレイにもなる
ツールボックス 16,800円。 H85mm × W201mm × D30mm
まず、はじめにご紹介したいのが「ツールボックス」という名のペンケース。ツールボックスと言っても、そうしたイメージはあまりなくポスタルコらしい上品なデザイン。ただ、ちょっとペンケースにしてはおおぶりな印象がある。
圧縮コットンと植物でなめされたしなやかなレザーのコンビネーション。ポスタルコならでは組み合わせだ。 | ボタンの表面には溝が掘られている。デザイン面と指にかかりやすいという機能面も両立。 |
しかし、これはまさしくツールボックスなのである。それは、中身をあけていくことでわかっていくことになる。
ボタンをパチンとはずすと、ケースが開く。しかしその開き方がちょっと変わっている。
開けた時に、ケースの裏側が半分に折れ曲がって、内側が立ち上がり、2つの収納スペースが現れる。全く違ったスタイルになるその動きは、まるで飛び出す絵本を見ているようだ。収納スペースを2つに分けたことで、それぞれとても浅めになっている。実は、このことはペンケースにとって、とても都合がよい。それは中のものが簡単に取り出すことがきるからだ。これは、ポスタルコのデザイナーでもあるマイクさんが、これまでのペンケースだと、ペンを探すたび、中をごそごそとあさらなくてはならず、かねがね不便と感じていたというのがきっかけとなっている。
ボタンをパチンと開け、 | 本体を折り曲げるようにすると、 |
2つの収納スペースが出現する。
浅めとは言え、十分なマチがあるので、たっぷりと収納できる。その収容量は鉛筆で言うと、3ダース 36本を誇る。ペンだけでなく、スティック糊、三角スケール、太めの蛍光ペンなども軽々と飲み込んでくれる。
これだけたくさんのペンやツールを | ひと飲みならぬ、 ふた飲みにしてくれる。 |
削りたての真新しい鉛筆も入る長さ。これをクリアした大人のペンケースは意外と少ない。
また、広げた状態では机の上で、しっかりと自立してくれる。つまりペントレイにもなってくれるのだ。工具などを入れておくツールボックスは、フタを開けると、段々に広がって中のものが探しやすいようになっているが、今回のものも、中のものが探しやすいという点が、実にツールボックス的と言えると思う。
閉じている時よりも、広げた時の方がスペースをとらない。カフェなど限られたスペースでは、特に助かる。
使い終わって閉じる時は、2つの収納スペースはうまい具合に重なり合って、少しのすき間もなく、完全に元の姿に戻る。
使い終えて、仕舞う時は両サイドを元にもどしていく。 | いっぱいに詰まった中身がこぼれでるこなく、実にうまくかみ合い、 |
少しのすき間もなく元に戻る。
たくさん収納しているのに、スマートに携帯でき、しかも中のものが取り出しやすい。そして、この開け閉めのカラクリがなんとも楽しい。大人のためのツールボックスだ。
見た目以上に機能的なツールボックス