ステーショナリー・文房具/ノート・手帳・スケジュール帳にこだわる

多機能なスケジュール帳ジャケット(2ページ目)

自分のお気に入りのスケジュール帳・メモブロックを差し込んで使える「THEME(テーマ)」。製本手帳を多機能に変えてくれるジャケットです。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


スケジュール帳を多機能にしてくれる様々な工夫

 

ブリットハウス THEME
THEME グレインレザータイプ


THEMEの商品ラインナップは革の素材が違う3種類が用意されている。サイズもA5、A6、A7の3タイプがあり、好みに応じて選べるようになっている。まずは、差し込み式「THEME」の基本的な作り込み、使い勝手を代表的な「グレインレザー」タイプで見てみることにしよう。

ブリットハウス THEME
グレインレザーは、まるでコートバンのような艶やかな輝きがある。しかし、これは馬ではなく牛革。キズや汚れに強く、使うほどに光沢が増す

外観は、まるでシステム手帳を思わせるしっかりとした革カバー。それをキリリと引き締めているのが、太めのゴムバンド。何度も開け閉めしても伸びたりしないよう耐久性の高いものが使われている。発売以来約4年が経つが、ゴムバンドが伸びてしまったというクレームはないという。通常の使用で、万が一伸びてしまった場合は、ブリットハウスで無償交換に応じてくれるという。

 

ブリットハウス THEME ブリットハウス THEME
厚手のスケジュール帳などをセットしてもガッチリホールドしてくれるゴムバンド
表紙には便利なポケット付く。

そのゴムをはずし、表紙を開けると左にスケジュール帳、右にはメモパッドがセットされている。THEMEを購入すると、これらスケジュール帳・メモパッドは付属されている。買ってすぐに使えるのがうれしい。

 

ブリットハウス THEME
表紙を開くと、左側にスケジュール帳、
右側にメモパッドが差し込まれている。

差し込み式というように、それぞれが専用のポケットにしっかりと収まっている。ただ、一般的なノートカバーと違うのは、スケジュール帳の側に、「あおり」と言われるものが付いている点だ。

構造上、右側がメモパッドスペースになっているので、スケジュール帳の裏表紙は差し込むことができず、表に出たままとなってしまう。表紙ならともかく、裏表紙となると、あまりひとさまに見せる部分ではない。そこをこのあおりがうまい具合に隠してくれる訳だ。あおりのメリットはそれだけでない。スケジュール帳を大切に守ってくれるという役割もある。もしこれがなかったら、一年間使い込んでいくと、ボロボロになってしまうことだろう。手帳を開くたび、そうした状態を見るのは、寂しいものだ。

 

ブリットハウス THEME ブリットハウス THEME
スケジュール帳は「あおり」によって包み込まれている。
このあおりは調整が効くので、スケジュール帳の厚さを問わず、収めることができる。

また、THEMEはA5、A6、A7と規格サイズになっているので、市販の同サイズのスケジュール帳を収めることもできる。しかし、市販のものはサイズこそ同じであっても、厚みはまちまちであることが多い。そうしたものでもスッキリと収められるよう、このあおりは、余裕をもった長さになっている。この厚みにフレキシブルに対応できる作りを利用して、A6タイプであれば、文庫本を入れることもできる。

 

ブリットハウス THEME
スケジュール帳をセットする部分には、しおりが付く。

もう一方の右側にはメモパッドが収められる。付属のメモパッドだけでなく、ロディアのブロックメモもピッタリと収められるようになっている。A規格のメモパッドはロディアに限らず色々と出ているので、好みに合わせて入れ替えてみるのもいいと思う。

こうしたスケジュール帳で忘れてならないものに、ペンホルダーがある。THEMEには、2本のペンがさせるようになっている。

 

ブリットハウス THEME
ペンホルダーはメモパッドの両側に1本ずつ。

まず、本体を開いた右側の定位置に革製のしっかりとしたもの、そして、もう一つは、広げた時の中央の部分に。普通に考えたら、反対側の左側に付けるところだが、ここだと、表紙を閉じた時にペン同士がぶつかってしまう可能性があるからなのだろう、あえて今回のような位置に付けられている。実はこの真ん中のスペースは表紙を閉じた時にスケジュール帳などに干渉することのないデッドスペースになっている。うまい空間利用だ。この中央のペンホルダーはゴムバンドで出来ているので、多色ボールペンのような太めのものでも楽々収納することができる。

 

ブリットハウス THEME ブリットハウス THEME
外側はスリムなペン、もしくはペンのクリップをさすのにちょうど良く、内側はゴム製のため、太めのペンでもOK。
内側に太いペンをさした状態で、表紙を折りたたんでもスケジュール帳などに干渉することはない。

気が利いているのは、ゴムのペンホルダーは内側だけにしているところ。表紙を閉じて見える所は、革製にして、はたから見えないところだけゴムにしている。携帯したときの見映えは意外と気になるものなので、うれしい配慮だ。

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