そこで、今回は快適に使え、同時に持っているだけでワクワクしてくるような、こだわりツールを3本ピックアップしてみた。
これ1本あれば、どんなサバイバルにも立ち向かえそう
NTカッター VM-600GP
まず、ご紹介するのが、NTカッター VM-600GP。机の中に忍ばせておくカッターというよりも、軍隊の備品のような男らしさをみなぎらせている。それもそのはず、これは、釣りやアウトドア用として開発されたものだそうだ。しかし、切るという機能性に変わりはないので、仕事場でも十分使うことができる。
ヘビーデューティな印象とは裏腹に、手にすると意外に軽い印象だった。ボディの裏面をみてわかったのだが、所々が型抜きされている。結構大きなボディなので必要以上に重くならないようにということなのだろう。
ボディの所々が型抜きされて軽量化が計られている。 | 切ることだけに徹した無駄のないデザイン。 |
使い方は、根本に付いているネジをクルクルと緩めて、刃を回転させ、再びネジで固定して使うというもの。カッターやアーミーナイフのように、「サッと」という訳にはいかないが、刃がしっかりとネジ止めする機構になっているので、刃を出している時の安定感は格別。
大きめのネジを緩め、 | 刃を回転させ、 |
ネジをしっかりととめて固定する。
では、このナイフ何に使うのがいいか。この男らしいいでたちから、あまりちまちまとした細かなものを切るというのは似合わないような気がする。例えば、鉛筆を削ったり、宅急便のテープやひもを男らしくスパッと切るというのが良さそうだ。厚めのしっかりとした刃をしているので、特に鉛筆はザクザクと削れて気持ちよいものがあった。
刃は「両刃」と呼ばれる両サイドが研がれているタイプなので、切れ味はもちろんのこと、右利きの方、左利きの方、双方が使うことができる。アーミーナイフと違って、刃単体の交換も可能になっている点は、カッターメーカーならではだ。
男心をくすぐるヘビーデューティなスタイリングはもちろん惹かれるが、実は一番気に入ってしまったのは、630円というお手頃価格で手に入る点だ。これは満足度、コストパフォーマンスともに高い1本だ。
NTカッター VM-600GP 630円
流れるようなデザインが美しい
トロイカ アルテミス ポケットナイフ
手の中にすっぽりと収まるコンパクトボディお次は、ガラッと変わって角がない流面形スタイルが特徴のトロイカ アルテミスポケットナイフ。トロイカとは、現在ドイツを拠点にヨーロッパ各国のデザイナーとコラボして主にメタル感あふれるギフトアイテムを世に送り出しているブランドである。今回のポケットナイフも鉄の塊感たっぷりのボディをしている。クロームのボディはこれでもかと艶々に磨きあがられており、まるでオブジェのような存在感がある。
アーミーナイフの要領で刃を出す | ボディラインあわせてカーブした刃 |
美しいだけではなく、実は人間工学も考えられたフォルム
刃は、よくあるアーミーナイフのようにクルリと回転させて出す。丸みのボディに合わせて刃も緩やかにカーブしている。刃を出した状態でボディを握りしめてみると、この流面形ボディは思いのほか握りやすいことに気づかされる。手の中でほとんどすき間なくてホールドすることができた。トロイカ本国のウェブサイトによると、そもそもフルーツナイフとしてデザインされたのだそうだ。机の引き出しにこのナイフをしまっておいて。仕事に煮詰まったら、リンゴなどをこのナイフで切って食べるというのもいいかもしれない。もちろんフルーツ以外も切ることはできる。
ボディそして刃もコンパクトなので、女性にも扱いやすいナイフだと思う。
専用パッケージに入りなので、プレゼントにも最適。
トロイカ アルテミス ポケットナイフ 2,940円
トロイカ アルテミス ポケットナイフ 2,940円