「石の中の剣」という名のペン
エクスキャリバー
スウォード イン ザ ストーンシリーズ(限定生産品)
万年筆189,000円(100本)、水性ボールペン・油性ボールペン(各200本)各94,500円。2007年11月末発売予定。
スウォード イン ザ ストーンシリーズ(限定生産品)
万年筆189,000円(100本)、水性ボールペン・油性ボールペン(各200本)各94,500円。2007年11月末発売予定。
アーサー王伝説と「石」との間には深い関わりがある。アーサー王が少年時代に、誰一人として抜くことが出来なかった石にささった剣があり、これを少年アーサーが抜いたとされる逸話が残されている。一説にはこの時に使った剣を「エクスキャリバー(聖剣)」とも言われている。
今回の新作「Sword in the stone(石の中の剣の意味)」は、そうした逸話をモチーフに作られている。それぞれのペンの中には、石そして剣を取り入れたデザインになっている。
ヘマタイトの石を使ったタイプ
ソーダライトの石を使ったタイプ
まず、石はどこにあるかというと、ボディの素材に使われているのだ。そもそも石は割れやすく、ペンの軸材に使われることはこれまで敬遠されてきた。今回のペンでは「ヘマタイト」と「ソーダライト」という2つの石を使い、これまで難しいとされてきた割れについても、ぺんてるのオリジナルの技術でクリアされている。
石と言えば、もう一つ気になるのが、その重さ。これについては、石以外のパーツをマグネシウム合金という軽量素材を使うことで、必要以上に重くなりすぎないよう配慮されている。
もうひとつの主役である「剣」については、クリップが切れ味鋭い剣を彷彿とさせるフォルムになっている。ポケットに刺したときに胸元を凛々しく飾ってくれることだろう。
剣をかたどった凛々しいクリップ
こちらの「Sword in the stone(スウォード インザ ストーン)」シリーズにも万年筆、油性ボールペン、水性ボールペンがラインナップされている。中でも、特筆すべきは油性と水性ボールペンだ。これらのボールペンのペン先のボールには、なんと人工ルビーが使われている。
人工ルビー製のボール | かなり大きめな18金ロジウムメッキのペン先。 |
ペン先をよくよく見ていると、インク越しに赤いルビーが垣間見える。この人工ルビーをボールに採用したことは、なにも装飾的な意味合いだけではない。書き味にも大きく貢献をしてくれている。
実際に書かせていただいたのだが、通常のステンレスボールタイプよりもまろやかでスムーズな書き心地になっていた。ちょうど、このペンは石を使っているということで、適度な重みがある。そのボディの自重を活かして書くのに相応しいペン先と言える。
ペンの重みを頼りにペンを走らせると人工ルビーならではの
滑らかさがより実感できる。
滑らかさがより実感できる。