世界一の滑らかさを誇る

この軽く滑らかな書き味の秘密は一体どこにあるのか気になり、三菱鉛筆のご担当の方にお聞きしてみた。

三菱鉛筆 ジェットストリーム
滑らかさのカギを握るインク、油性というよりもまるでゲルインクの様だ。
そもそも、ボールペンの書き味はインクと、それを紙に転写するボール(チップ)のふたつが鍵を握っている。今回のジェットストリームでは、そのどちらが、決め手になっているかというと、インクによるところが大きいのだという。ジェットストリームでは、インクを構成している溶剤、潤滑剤、着色剤といったものが大幅に見直されている。油性ボールペンのインクはすでに完成の域に達していると言われており、これまで、その改良はほとんどされなかったという。三菱鉛筆では、あえて、そこから手を加えていったのだ。

 

三菱鉛筆 ジェットストリーム
ペン先は0.7mmと1.0mmがある。より滑らかさを味わいたいのなら、1.0mmがおススメ
そして、チップも、ジェットストリームのために新たに開発したものが使われているという。企業秘密の部分が多いということで、詳しくはお教えいただけなかったのだが、インクの流量も増やすなどの改良も計られたのだという。

実は、この滑らかな書き味は三菱鉛筆社の調べによると、世界一だという。世界で販売されている油性ボールペンを集め、それらとジェットストリームを比較した結果、筆記抵抗を示す摩擦係数の値はジェットストリームが最も小さかったのだそうだ。

 

濃く、はっきりとした筆跡が気持いい

 

三菱鉛筆 ジェットストリーム
上がジェットストリーム
下が三菱鉛筆の従来の油性ボールペン SN-80
インクの濃さは一目瞭然

三菱鉛筆 ジェットストリーム
上のジェットストリームで書いた筆跡はインクがビッチリと塗りこまれている。
書き味もさることながら、もうひとつ特筆すべき点がある。それは、インクの発色がとても濃いということ。油性ボールペン、特に国内のものは、色がやや薄めだと常々感じていた。ジェットストリームでは、黒、青、赤のそれぞれにおいて、濃い筆跡になっている。とりわけ赤の濃さがとても印象的だった。

その筆跡を拡大してみると、紙の上にビッシリとインクが塗りこまれている様子がみてとれる。ボールペンで書いたというよりも、まるで油性マーカーで書いたような、、もっと極端に言えばペンキを塗ったような印象すら受ける。しかも、この濃く、しっかりと塗られた筆跡が、ジェットストリームならではの、軽い筆圧でも書くことができる。あまり強い筆圧をかけられない立ったままでメモを取るときなどは、そのありがたさがとても感じられる

また、油性ボールペンでありがちなインクの出すぎ(ボテ)がほとんど見られなかった。まったくなかったわけではないが、たっぷりとインクが出るペンにしては、明らかにボテが少なかったように感じられた。きっとこれも今回新開発された特殊インクによるものなのだろう。

 

三菱鉛筆 ジェットストリーム
チップにはたっぷりとインクが
付着しているのがわかる。

先日、原稿の校正用に使っていた赤のジェットストリームを晴れて使い切ることができた。ゲルインクならまだしも、油性ボールペンのインクを使い切るなんて、私自身かなりひさしぶりのことのように思われた。これまでの油性ボールペンに比べて、インクの減りはやや早いような印象を受けた。しかし、これはデメリットというよりも、むしろ私には、使い切る満足感というメリットに感じられた。

 

三菱鉛筆 ジェットストリーム
三菱鉛筆 ジェットストリーム 各 157円
インクは黒、青、赤。ペン先は0.7mm、1.0mm。

まさに飛行機のジェット機のように、気持ちよくインクが出てくる油性ボールペン、ジェットストリーム。その書き味を一度でも味わったら、きっとやみつきになってしまうことだろう。これは、もやは油性でありながら、これまでの油性を超えた「超油性ボールペン」と呼ぶに相応しい一本だと思う。今後のボールペンの新しい流れになるのではないかと思う。

一本157円で手に入るので、ご興味のある方はぜひ、お試しになってみてはいかがだろうか。


<関連リンク>
三菱鉛筆 ジェットストリーム オフィシャルサイト
ガイドおススメリンク集「ここぞの時に使いたいボールペン 」
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