セブホーン アフリカンブラック
セブホーンとは、コブウシのこと。主にインドなどで多く見かける牛だ。今回のペンでは、南アフリカから輸入したコブウシの角が使われている。生き物の角なので、当然一本一本微妙に色あいが異なっている。見せていただいたのは、全体にはブラックなのだが、所々に白っぽい縞模様が入っていた。
所々に白い縞模様がある。
今回の7本の中で、個人的にこのセブホーンが一番気に入ってしまった。角をまとったペンというのはあまり見かけないし、人工的に作られたブラックとは一味違う風合いをもっている。やはり自然が生み出したブラックというのは見ていてとても説得力がある。
■黒檀 ナチュラルブラック
黒檀 ナチュラルブラック
黒檀(こくたん)と言うよりも、エボニーと言ったほうが馴染みがあるかもしれない。高級家具などにも使われる素材だ。この素材は大変堅く、重量感もあるという特徴がある。今回のブラックシリーズの中では、どちらかと言うと多少こげ茶っぽさがある。単体で眺めるとブラックに見えるのだが、7本ならべてみるとそのこげ茶っぽさがよくわかる。
木製でしかも六角軸ということで、
まるで高級鉛筆のような握り心地
まるで高級鉛筆のような握り心地
新品の状態からすでにしっかりと磨き上げられていて、いい艶がでているが、木ということでおそらく使い込んでいけばさらに味わい深いものに変わっていくことだろう。そんな経年変化も楽しめそうだ。
■天然ゴム マットブラック
天然ゴム マットブラック
いかにも分厚いゴムという感じがひしひしと伝わってくるマットな質感のボディ。それもそのはず、使われているのは天然ゴムというもので、一般のゴムと違って特別な精製プロセスによってできているそうだ。確かに持ってみると程よいやわらかさがある。しかもゴムの最大の欠点であるひび割れなどの劣化もすくないという。
ひとたび握りれば手の中で微動だにしないフィット感に包まれる。
仕事のしすぎで頭や体が凝り固まってしまった翌朝なんかには、このラバーがいい感じで解きほぐしてくれるかもしれない。。