ステーショナリー・文房具/鉛筆を愉しむ

鉛筆をもっと愉しもう(2ページ目)

持ち歩く、書く、消す、削るができるパーフェクトペンシル。オトナになった今、もう一度鉛筆と向き合ってみるのもいいものですよ。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

3役をこなすキャップ

ファーバーカステル パーフェクトペンシルUFO
鉛筆削り内蔵キャップ
キャップのトップ部分を引っ張り出すと、鉛筆削りが出てくる。実に合理的な空間利用だ。

私はたばこを吸わないが、会議中などに、ちょっと失礼と言って灰皿をとってもらい、おもむろにキリキリと鉛筆を削りだす。そんな時、痛いほどの視線を感じる。ちょっとした快感だ。

消耗品である鉛筆削りの刃の部分は別売りされているので、ここだけ交換すれば、末永くキャップを使い続けられるのがうれしい。

このキャップには、もう1つの使い方がある。それは短くなってしまった鉛筆の補助軸、つまりエクステンダーとしての役割だ。

ファーバーカステル パーフェクトペンシルUFO
短くなった鉛筆もこうして使えばさまになる。
短くなってしまった鉛筆は、握りづらいし、人前で使うのはちょっと恥ずかしい感じもする。でも、このキャップを付ければ俄然握りやすくなるし、見た目にもとてもいい。せっかく付き合い始めた鉛筆なのだから、最後までしっかり使ってあげたい。

ちなにみ、このキャップは他の鉛筆を入れることもできる。私が所有しているステッドラーやスタビロといった外国製やトンボ鉛筆や三菱鉛筆などの国産鉛筆にもほぼ合った。お気に入りの鉛筆と組み合わせて使ってみるのもいいと思う。

鉛筆には消しゴムがついているので、あらためて持つ必要なない。持ち運ぶ、書く、削る、消すの4拍子が揃ったまさにパーフェクトな鉛筆&キャップ。これ1本さえあれば、楽しい鉛筆ライフが過ごすことができてしまう。

削りたてのとがった芯がしだいに丸くなるにつれて、文字にやわらかさが加わり、一息ついてキリキリと鉛筆を削ってみる。鉛筆を削るという一見めんどうくさい作業が頭と心を休ませてくれるちょうど良いひと時となる。

木の香りを楽しみながら、再び鉛筆で書いていると、なんだがとってもゆったりとした気分に浸れる。

大人になった今、もう一度、鉛筆を愉しんでみませんか。
そして、スローライティングでいきませんか。

ファーバーカステル パーフェクトペンシルUFO
 ファーバーカステル UFOパーフェクトペンシル 5

 


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