3/3 情報や資料を整理する最強のデジタル文具 [男のこだわりグッズ] All About

外出先でも資料収集が可能な「S300」は持ち歩いて使いたい

バード電子「ScanSnap S300用キャリーバッグ」5,880円（税込）

この「ScanSnap S300M」は、小型軽量（約1.4Kg）で電源もパソコンのUSBから取れるなど、持ち運びが自由に出来ることも魅力の製品。一応、富士通純正のケースも用意されているのですが、さほど魅力的ではありません。そこに、バード電子が製作したキャリングケースが登場しました。

コンパクトながらケーブルなどの付属品もまとめて収納可能

Mac用の「ScanSnap」の発売に合わせて開発されたものらしく、白を基調にしたコンパクトなキャリングケースですが、この中に「S300」と付属品全て（ACアダプター、電源ケーブル、USBケーブル、USB電源ケーブル）が収納出来ます。前面は圧縮ウレタンリコットを使っていて柔らかく、側面は樹脂の芯材を挟んだダブルラッセルメッシュでiPod nanoやTouchが入るポケットも付いています。

サイドポケットにはiPod TouchやiPod nanoが収納できる

感心するのは、そのデザインだけでなく、本体と付属品用の仕切りがフレキシブルになっていて、適当にケーブル類を放り込むだけで、キレイに収納される事。また、シンプルながら使いやすくキレイにまとまったデザインは、名作の財布やカードスリーブなどのLimシリーズや、コインがはいるキーホルダーなどを作ったrethinkの守川氏の手によるもの。スキャナが入ってるとは思えないクールな仕上がりは流石です。

速くA3にも対応する「S510」やWindows版も凄い

付属のキャリアシートを使えばA3用紙も取りこめる「S510」

ガイド納富は、主に「S300M」を使っているのですが、据置タイプの「S510」は、さらに高速＆高機能です。大きいといっても幅は「S300」と変わりませんし、USB給電こそ出来ませんが、読み取り速度は「S300」の毎分8枚（両面で16ページ）に比べて、毎分18枚（両面36ページ）とかなり高速。そして、Mac版の「S510M」には、Adobe Acrobat 8 Professionalが付属しています。これ、普通に買うと57,540円。「S510M」は49,800円。もはや、どっちかがオマケというお得さ加減でビックリです。

また付属のA3キャリアシートを使えば、A3書類を片面だけとはいえ読み取りが可能になります。さらに、「S300」が苦手とする、長方形以外の形のものも、このA3キャリアシートに挟む事でスキャンが可能になります。

ソフト的にはMac版を凌ぐWindows版も発売中（価格は同じ）

今回はMac版を中心に紹介しましたが、ソフトウェア的には、実はWindows版の方が凄い部分がいくつもあります。例えば、OCR機能が使えて、名刺管理ソフトが付いているとか、読み取った書類を直接WordやExcelのファイルに変換するとか、OCR機能によって、語句検索が可能なPDFファイルが作成出来るなど、かなり便利な機能が沢山用意されています（主にOCR機能に付随するものなので、OCRソフトを付属しないMac版には無理な機能なのですが）。

ガイド納富の「こだわりチェック」

この「ScanSnap」を使っていると、紙資料とデジタルのデータの間の境が無くなっていくのを感じます。紙資料も、さっとスキャンスナップを通すだけで、すぐにデジタル化されますし、データは印刷すれば、すぐに紙資料になります。またガイド納富のように机の周囲が散らかっている場合でも、紙資料をPDFにしておけば、どこに置いたか分からなくなるとうことがありません。

ガイド納富は、重要な書類や、取材でもらった資料、名刺などは、とりあえず「ScanSnap」でPDFにしています。読み取るために「ScanSnap」の蓋をあければ電源が入るので、本当に、ひと手間だけで紙がパソコンの書類になります。時間もほんの数十秒。両面を同時にスキャンしてくれて、大きさもお任せというのは、スキャンという作業の意味を変えてしまうほど楽な作業です。

現在、この「ScanSnap」Mac版は、原宿のアシストオンの店頭で、実際に動かしてみることが出来ます。スキャナに対して持っているイメージに捕われているせいか、実際に使わないと、その速さ、快適さ、便利さが中々伝わらない製品だと思うので、興味ある方は是非、一度実際に使ってみてください。