【ブランドリニューアルの背景と「ブッククリップ」の開発経緯はこちら】
1:かつての「単語帳」を大幅にバージョンアップしたようなポケットサイズのルーズリーフ
コクヨが提案するまなびレシピで、個人的に気に入っているのが、隙間時間の有効活用を提唱する「ちょこ勉」。それを支えるのが、「キャンパス ノートのように使えるバインダー(2リング)」のA7サイズと「キャンパス ルーズリーフ コンパクトサイズ」の組み合わせです。 「昔は板書主体で、先生が黒板やホワイトボードに書いた内容をそのままノートに書くのが一般的な学習方法だったと思われますが、近年、授業だけではなく、自分で内容を整理して自主学習するといったニーズが高まっています。加えて隙間時間などを活かしてパッと効率よく勉強したいというニーズがあるのも、近年の調査で分かってきています。こうした隙間時間にパッと取り出して、自分がまとめた内容を見返せるといったシーンを作れないかという思いから、検討の末、生まれたのが『キャンパス ルーズリーフ コンパクトサイズ』とバインダーです」と、開発を担当されたコクヨ株式会社クリエイティブ開発第1部の佐々木潤さん。 モノとしては、大昔からある「単語帳」のバージョンアップのようですが、単語帳が使いにくくて苦手だった筆者は、「これが当時あったら……」と本気で思うくらい、情報をまとめて後で見返したり記憶したりといった作業に最適な製品だと感じたのでした。「周辺の情報など、単語だけではなく、もう少し広い範囲のものが書ける道具として、自分なりの参考書を作ってほしいなと思いました」と佐々木さん。 ルーズリーフの罫線も、コンパクトなサイズでも使いやすいように、小さくても行数を確保した6mm幅のドット入り横罫と、縦横自由に使える5mm方眼の2種類に、暗記罫、TODO罫も用意して、ちょっとした手帳的な使い方もできるようになっています。
これらに、「キャンパス 青色シートで覚える暗記用ペンセット」と「キャンパス 暗記用シートにもなる定規」を合わせて、「ちょこ勉」のレシピになります。
2:ざっくり派としっかり派の両方に対応するリングノート版「スタディプランナー」
コクヨ「キャンパス スタディプランナー」勢ぞろい。左から「ダイアリー(A5)ピンク」「ダイアリー(A5)パープル」「TIME LOG(タイムログ)(A5)グリーン」「タイムログ(B5)グリーン」「TO DO(A5)グレー」「TO DO(B5)グレー」
「スタディプランナー」が面白いのは、1日の時間管理を詳細に行える「TIME LOG罫」と、1週間単位のTO DOでざっくりと学習計画を管理する「TO DO罫」の両方が用意されていること。
学生時代も、ライターをしている今も、時間単位での管理が苦手な筆者には「TO DO罫」的な管理方法がありがたいのですが、かつてはあまり一般的なスケジュール管理法ではなかったため、そういうものが普通に用意されていることがうれしいのです。 「シンプルな書き込みで勉強の計画が立てられることと、ざっくり派としっかり派の両方を意識して、勉強した量や時間を可視化させてモチベーションアップにつなげられるようにしたところが、『スタディプランナー』の特徴だと考えています」と、開発を担当されたクリエイティブ開発第2部の松本梓さん。
罫線の色や、表紙とソフトリングの色のマッチングなどにも気を付けデザインしたという松本さんが、こっそり気に入っているのが、「TO DO罫」の出来栄えを振り返る“スマイル欄”だそうです。 「達成度を塗りつぶすタイプはよくあるのですが、塗りがはみ出してしまったり、すでにある丸をもう一度なぞって線がズレたりするのが嫌だなと思っていました」と松本さん。
3:よく消えるのに折れにくい平行四辺形の消しゴム
最後に紹介する「キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム 平行四辺形」は、実際に使ってみると、力が入れやすく、細かい部分も広い範囲も消しやすいのに驚きました。平行四辺形の消しゴムは、なんとなく昔あったような気もするのですが、筆者は使った覚えはなく、懐かしさと新鮮さが入り交じった不思議な印象もあって気になったのです。
「この商品を作る前にユーザー調査を行い、その結果分かったのが、消しゴムが折れることへの不満があることと、細かいところを消したいのに他も消してしまうという点です。そこで、細かい部分をスムーズに、なるべく消しやすくしたいと考えたのが平行四辺形の形です」と、クリエイティブ開発第2部の吉岡篤志さん。 実は、新しいキャンパス製品としての消しゴムの大きな特徴は、消字性能は落とさずに、折れにくい消しゴムを作ったことにありました。消しゴムを硬くすれば折れにくくなりますが、消字性能は下がります。そこを新たな製法を開発して、両立させたのが今回の消しゴムなのです。そのため、平行四辺形のタイプだけでなく、従来の長方形タイプも発売されています。
「世の中のよく消えると言われる消しゴムと同程度の消字性を保ちつつ、硬めにすることで割れにくさや、平行四辺形ならではの角がとがって柔らかくなりやすい部分もカバーしています。今回、平行四辺形の角度を66度にしていますが、開発時には、それを3度ほどずつ変えた試作品を作って、実際に試したうえで、本当に持ちやすい角度を選びました」と吉岡さん。
「まなびかた」をキーワードに、これまでの知見を集約して立ち上げられたのが、新しい「キャンパス」だということが分かりやすいラインアップになっているのがいいですね。今回、取材したのはその一部です。公式Webサイトに「まなびレシピ」について詳しく書かれていますから、興味を持った人はそちらを参照してみてください。
















