前回に引き続き、今回も注目される透けない肌着について解説します。

火付け役はヘインズのTシャツ

昔ならば、ダサいと言われたラクダ色の肌着が注目されている理由はズバリ“透けない”からです。そして今では、ベージュやスキンカラーと呼ばれ、おしゃれなイメージのカラーとなっています。

最近まで男性の肌着売り場では、あまりベージュ色の肌着にお目にかかる機会はありませんでした。透けないベージュ色の肌着の火付け役となったのは、ヘインズです。2008年の春にコットン100%の吸汗速乾素材「Comfort Cool」シリーズからベージュのTシャツを発売したところ、完売し、生産が間に合わなかったのだとか。同社がベージュ色が透けないことを訴求して発売したのかどうかは定かではありませんが、これがベージュ色の肌着が再び注目されるきっかけとなったようです。

ベージュ色の肌着の復活のきっかけになったのはヘインズのTシャツでした。今では、スケルトンカラーと呼ばれるライトグレーの透けない肌着も発売されています。写真はラウンドネックのライトグレーの透けない肌着 photo:石井幸久(m.m.blue)

男性肌着に隠されたニーズ

このベージュ色の肌着のヒットは、下着が透けるのを気にしている男性が多くいるというマーケットニーズを掘り起こしました。ここ数年、吸汗性や速乾性、抗菌防臭・消臭などの素材の機能性を追求した肌着は多くありましたが、“透けない”という下着を着用したときの見た目にはメーカー側も注目していませんでした。しかし、そんな隠れたニーズが男性の肌着にあり、しかもそれが肌着の色を変えるだけで解決されるなんて、きっとメーカー側も驚いたことでしょう。


次のページでは、引き続き、透けない肌着情報をご紹介します。

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