老舗の高級洋服ブラシでお手入れを
1854年にロンドンで創業した老舗Taylor of Old Bond Street(テーラー オブ オールド ボンドストリート)の外観。 |
前回紹介したキーパーズツイードやフランネルのスーツ、梳毛のスーツにぜひ活用してほしいのが、Taylor of Old Bond Street(テーラー オブ オールド ボンドストリート)の高級洋服ブラシだ。
1854年にロンドンのボンドストリートで理髪店として創業し、現在はジャーミンストリートに本拠地を移し、グルーミング用品や各種ブラシを取り扱う老舗の高級専門店になっている。つまり男の身だしなみを支えてきた名店というわけだ。ちなみにここの洋服ブラシは日本でお馴染みの英国ブランドのものより高級らしい。
ホワイトブリッスル(白豚毛)を使った高級洋服ブラシ。木の両サイドが凹んでいるので指に引っ掛けやすく持ちやすい。意外と使いやすかった。 |
使われている毛がホワイトブリッスル(白豚毛)100%のため、適度な硬さがあり弾力性に富んでいるのが特徴だ。手で握る木の部分はBEACH WOOD(ブナの木)でできている。
ハンドルがないこのタイプは最近国内ブランドの洋服ブラシでも発売されているので、すでに馴染みがあるだろう。
さっそく使ってみたところ、木の両サイドが凹んでいるので、ここに指を引っ掛けると握りやすい。意外と小型なので細かな箇所にも使いやすく、ハンドルがないので保管にも便利みたい。ちなみにボクが愛用している青山工房のカシミア対応洋服ブラシ(ハンドルなし)はかなり大型のため、何度か手を滑らせて数メートル飛ばしたことがある(笑)。
毛の長さは約2cmでコシがあるのが特徴。ツイードやフランネル、通常の梳毛の服地に最適な洋服ブラシだ。 |
ホワイトブリッスルの毛はウールやカシミアなどの高級繊維とも相性がいいらしく、これ1つあればデイリーメンテナンスもOKということ。
ただしこのブラシの毛の長さが2cmのためか、少しコシがあるので、繊細すぎるイタリア製のカシミアなどは避けたほうがいいかも。もしかしたら筋目が出来る可能性があるので。いちおうカシミアコートは毛の長さ4cm以上の馬毛100%の青山工房のもので対応している。
Taylor of Old Bond Streetのブラシを使った感じでは、英国のツイードやフランネル、繊細すぎない梳毛の服地に最適だと思う。価格も8400円なのでお手頃と言えそうだ。英国紳士の小道具はクリスマスプレゼントにいいかも。
●Taylor of Old Bond Streetの高級洋服ブラシ
全長17.5cm
横幅5.1cm
毛の長さ2cmくらい
ホワイトブリッスル(白豚毛)100%
ボックス入り。Made in Germany
価格8400円(税込)
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