スーツ・ジャケット/ネクタイ

サルトリア スペランザ、黒のネクタイ(2ページ目)

イタリアのネクタイもいいですが、国産ブランドも負けていません。Sartoria Speranza(サルトリア スペランザ)は生地から縫製までこだわったファクトリーブランドで、最近のお気に入り。本当におすすめです。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

モード系スーツにも似合う、Sax Labelの1本


Sartoria Speranza
裏地も表と同じ共地です。大剣の幅は約8.5cmで、現在主流のスーツのラペル幅に合わせやすいです。

今回購入したのがスペシャリティラインのSax Label「リッチブラックシリーズF」というシルク地のネクタイで、黒地にゴールド系の小紋が入っています。大剣の幅が約8.5cmで太過ぎず、細過ぎず、ちょうどいい使いやすさです。

裏地は共地仕上げで表と同じ柄です。作りでのこだわりはフルハンドオールドスタイルという点です。

あまり馴染みのない用語ですが、オールドスタイルというのは裏側の折り返しを深くとり、閂(かんぬき)位置を剣先から高くすることで、立体的な縫製に仕上げたスタイルのことです。1本あたりの用尺も量産品に比べて2割ほど多く必要なんだそうです。

Sartoria Speranza
作りに派手さはありませんが、手仕事を感じさせる真面目な作りです。写真はミニ本閂(かんぬき)仕様。

このように縫製にもこだわっているSax Labelですが、黒のシルク地の小紋というのはなかなか洗練された雰囲気を漂わせていて、とても新鮮です。それほどナローなネクタイではないんですが、黒のモード系のビジネススーツにもぴったり似合ってしまいます。

スーツの素材はすっきりしたウーステッド(梳毛織物)がいいでしょう。シャツは淡いブルーのブロードクロスで、前立て&ポケットなし、衿はラウンドカラーなんかが気分です。ネクタイはプレーンノットで結び目は小さく、これがこのネクタイには似合います。

今回はSax Labelの「リッチブラックシリーズF」のみの紹介でしたが、同Labelの「サテンピンドット」や「サテンジオメトリック」といった大人の艶ありソリッド系ネクタイもおすすめです。

Sax Label 12,600円、Navy Label 8,400円、White Label 6,300円
受注生産のため約10日後のお渡しになります。

Sartoria Speranza(サルトリア スペランザ)
href="http://www.speranza-style.com">http://www.speranza-style.com
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