とうぜんですが服地のクオリティもとても重要で、その良し悪しによって完成したスーツの出来栄えも違ってきます。
インポート服地の場合は、英国およびイタリアのミル(織物工場)やマーチャント(服地卸商)の気に入った服地を選ぶことになる。
個人的に好きなのはやはり英国の服地で、ここで紹介するスコットランドの名門マーチャントであるハリソンズ オブ エジンバラ(ハリソンズ)もお気に入りのひとつ。
ジョイントマネージングディレクターのJames Dunsford氏。今回の新作コレクションについていろいろ教えていただきました。 |
先日ハリソンズの2009年春夏の新作コレクションが発表されました。
今回はタイミングよく、ハリソンズとポーター&ハーディングを傘下におさめるリア・ブラウン&ダンスフォードの4代目、ジョイントマネージングディレクターのJames Dunsford氏が来日されたこともあって、喜んで取材に行ってきました。
新色が加わったものや新たに発表された服地など幾つかありますが、今回は「サマー・ケープ・キッド」「ハバナ」「サンビーム」「メルソレア」を紹介します。
サマー・ケープ・キッド Summer Cape Kid
バンチブックの表紙の裏にはこんな写真が。コレクション名もいろいろあって見ているだけでも楽しめます。 |
こちらは新色が加わりリニューアルした服地で、世界中のエグゼクティブから支持されています。
アフリカ産の良質のモヘアのなかでも、総生産量の5%にも満たないサマー・キッド・モヘアをなんと60%も使用した贅沢な服地なんですね。
60%サマー・キッド・モヘア&40%スーパー100’sウール。240gms 34色(10新色柄)。希少性の高いモヘアがブレンドされた高級なスーツ地です。 |
キッド・モヘアより生産量も少なく高級品で、巷で見かけるモヘア混のスーツ地とはグレード違います。軽くて通気性に優れる盛夏向きの服地です。モヘア特有の肌触りがクセになりそう・・・。
60%サマー・キッド・モヘア&40%スーパー100’sウール
240gms 34色(10新色柄)
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