いざ、アルデックスの工場へ
工場とは思えない綺麗な玄関。 |
以前こちらのおすすめガイド記事で紹介したことがあるスーツブランドのaldex(以下アルデックス)。
1958年(昭和33年)に愛知県豊橋市で創業した老舗の縫製工場で、現在では高級ライセンスブランドや有名セレクトショップのパターンオーダーのスーツをOEMで手がけている。
工場といっても大量生産する大規模なものではなく、ベテラン職人と若手を中心とした45人が日産45着を目標に生産する小規模な施設である。
アルデックスの山口達三社長から「一度、工場を見においで」と言われ、喜んで新幹線に飛び乗り、いざ豊橋へ。
ビスポークスーツを手掛けるテーラーは何度も取材しているのだが、スーツの縫製工場は今回が初めて。
アルデックスの工場内。当たり前だがミシンで縫うのが凄く速い |
車内で朝食(サンドイッチ)を食べて仮眠……。豊橋駅に到着!
駅から歩いて行ける距離にあり、利便性もよく環境も整っている。縫製工場のある敷地内にはテニスコートやショールームなどがあり、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出しているのだ。
縫製工場の玄関を入って左手側にはCADルームがあり、その隣で生地の裁断(手による裁断も行っている)を行っていた。
昭和59年には自社のCADシステムを大学と共同で開発し、業界でいち早く導入したのもアルデックスである。
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