スーツ・ジャケット/ファッション小物

あなたのセンス、間違ってません? 流行に左右されない王道センス!

日々変わるトレンドばかり追っていると、自分のファッション基準がわからなくなってしまう。一度足を止めて、じっくりお洒落な人から、王道センスを盗んでみては! スーツはやっぱり基本が大切です。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

センスに自信がなければ真似しましょう


誰でもそれなりにお洒落に興味をもっているはずだ。もっと積極的に自分のセンスに自信をもっている諸兄も多いと思う。

’80年代トラッドにどっぷり浸かった人間なら基本というものができている。しかし’80年代のDCブランドから入った人や、渋カジから入った30代。またはこれから社会人になる人にとって、ビジネススーツをキチッと着こなすのは難しいかもしれない。

そこで、コンサバティブに、ニートにスーツを着こなす術を考えてみたい。
一番手っ取り早いのは、
お洒落な人を真似ること
お洒落な人からアドバイスを受けること
色を抑えること
上品とは何かを学ぶこと

です。

いくらいい靴買ったって、磨かなきゃ意味ないでしょっ!


ウイングチップ
ブルックス ブラザーズ(ピール)と、チャーチの定番チェットウインド(旧チャーチ)のウイングチップ。やっぱりウイングチップっていいモデルだと思う。ともに参考商品。
カッコよくスーツを着こなす上でも大切なのが靴。基本中の基本モデルを考えてみると、やっぱり黒のウイングチップですね。

個人的には茶系が好きですが、ビジネスマンなら黒がカッコいい。

まあ、時代遅れといわれようと、気にすることはありません。ウイングチップという不変的なスタイルに流行など関係ないですから。

一般人には、10万円以上する靴はなかなか購入できないので、日本製なら3万円~。英国製なら4、5万円~が目安。耐久性に優れるグッドイヤー・ウエルテッド製法のものを選びたい。


チャーチ ピカデリー
オールド(旧)チャーチのピカデリー。モンクストラップにウイングチップを組み合わせたデザイン。雰囲気はウイングチップより洗練されて見えます。私物。
「イタリアはどうなの?」という声が聞こえてきそうですが、明るい茶色のロングノーズを履いているビジネスマンがいたら、ボクならそいつを信用しないです(笑)。

あるいは「最近お洒落を覚えたんだ、クックック・・・」と思ってしまう。

ところが、オールド(旧)チャーチクロケット&ジョーンズあたりの英国靴を履いて、先端がポリッシュでピカピカに磨かれていたら、それだけで尊敬してしまいます。


靴のメンテナンスグッズにこだわる


靴好きの人はかならずといっていいほど、靴クリームやポリッシュにこだわっていますね。靴の色に合わせて靴クリームを揃えていくのも楽しいものです。

コルドニエ・アングレーゼの靴クリーム
コルドニエ・アングレーゼの靴クリーム。有名なビーワックス・クリームですね。だいたいコレで磨いています。写真には写っていませんが、ポリッシュはキィウイのニュートラルで磨いています。靴にくらべりゃ安いものですから、使わない色もついつい揃えてしまう。
ボクの場合、コルドニエ・アングレーゼのビーワッス・クリームとサフィールがメイン。ポリッシュはキィウイ

布は吉祥寺のユザワヤでネル生地を購入。暇を見つけてはセッセと磨いています。

仕上げはずっとストッキングだったのですが、靴磨きのプロの方のアドバイスで大型ブラシに変更しました。

いくらいい靴買ったって、ほとんど磨かない人は最低です。あと、シワ→ヒビに進行している人もたまにいますよね。見ていて痛々しいです。


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