スーツ・ジャケット/ファッション小物

ビジネスシーンでキラリと光る、小物の選び方 できる男に見せる小物術(2ページ目)

高級なスーツを着ても、持ち物ひとつで信用を落とすことだってありうる。そこで、できる男に見せるための小物術を考えてみた。これさえマスターすれば自他ともに認める仕事のできる男に変身できる!

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

上質のバッグにこだわる


シューズにうるさいビジネスマンは増えてきたが、まだまだバッグにまでこだわる諸兄は少ない。

10万円以上する海外ブランドは魅力だが、10万円以下の国内ブランドのなかにも上質のバッグは存在する。

ブルックリンのダレスバッグ
ブルックリンのダレスバッグ。イタリアンレザーを使用。縦30(ハンドル含まず)×横40×厚み13cm。8万7150円(税込み)。問い合わせ/ブルックリン。
知る人ぞ知るブルックリンのバッグだ。とくにおすすめはダレスバッグで、ワルピエ社のイタリアンレザーを使用した逸品だ。

成牛のショルダー部分特有のしわであるトラが透けて見えるほど、透明感があるのだ。


口枠のまわりは手縫い
開閉する口枠のまわりは手縫い仕上げだ。糸は丈夫なナイロン糸で、鮮やかなイエローが効果的。
ブラックやブラウンのバッグは数多くあるが、これほど美しいグリーンのものはまずないだろう。

また、おしゃれで頑強なイエローのナイロン糸もブルックリンらしくて好感がもてる。


丁寧なコバ仕上げ
コバは丁寧な仕上げが施され、耐久性に優れている。
もちろん仕上げにもこだわっていて、コバは丁寧に磨きこまれ、開口部分のまわりは手で縫われている。内張りにも革を使うなど高級感を漂わせているのだ。

中の構造は使いやすい一室で、サイドにファスナー付きのポケットを配する気配り!

たしかに現在主流のナイロンバッグは軽くて便利だが、汚れてくるとみっともなくなってしまう。その点、高級な革は年月とともに風合いというものが出てくるのだ。

できる男は先々のことまでちゃんと考えるものだ。


主張するアンティークウオッチを選ぶ


オメガロレックス、タグ・ホイヤーを代表とする現行の機械式腕時計のファンは多い。少し前まではこのあたりのブランドを着けているだけで、まわりに強い印象を与えることができた。

現在ではフランク・ミュラーパネライなど高額モデルも登場し、30万円程度!? では話にならない。しかしそんな土俵で勝負をしてもしょうがない。賢者は趣味のよさで勝負すべきだ。

IWC ヨットクラブ オートマチック
IWC ヨットクラブ オートマチック。自動巻き。1967年製造。Cal.8541搭載。ステンレス・ケース。31万2900円(2004年8月11日現在)。問い合わせ/ケアーズ。
おすすめしたいのはアンティークウオッチの機械式で、'60年代後半~'70年代初頭に製造されたモデルだ。

機械式というスペックも魅力だが、この年代になるとケースが分厚くなり、デザインのうえでも主張が出始める。


モバード
モバード サブシー。自動巻き。1970年前後製造。10年近く前に御徒町の時計屋で購入。分厚いケースと文字盤が新鮮だ。購入当時の金額は10万円以下でした。私物。
ブランドは何でもいいかといえばそうではない。IWCのヨットクラブモバードはどうだろう。かなり玄人好みの選択だ。

お金をかけるだけの悪趣味な腕時計の流行に背を向け、自分の趣味を貫き通す姿勢も大切だと思う。


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