もっとカジュアルなシャツならデニムやシャンブレー素材のものがいい。秋冬なら起毛したコットンフランネルや細畝コーデュロイもOKだ。
その上にラムウールのカーディガンや、クルーネックのシェトランドセーターを合わせれば、すごく端正に見える。色は派手な色よりチャコールグレーやブラウンなど落ち着いたものが賢明。上質のものなら10~20年は着れてしまう。
カーディガンはボタンフロントでもいいけれど、着脱の簡単なジップアップが便利。自宅だから許される手抜きコーディネートだ。
「家にいるんだからTシャツ1枚でいいのでは?」という意見もごもっとも。もしあなたが元ロッカーやパンク、スタジオミュージシャン、あるいはデザイン関係の仕事に携わっているなら、たぶんカッコよく着れることでしょう。でもね、普通のオヤジがTシャツを着てもなかなかサマにならないのが現実。首回りがのびていたら最悪。かなりダサいです。
'80年代に『ヘインズ』3パックの白Tシャツにリーバイス501を合わせていたけれど、今は着る勇気がない。巷に溢れるTシャツを見ても、どれがおしゃれなのかわからないし(笑)。もちろんアンダーシャツとしてならカラーTシャツを着ている。
カラーTシャツなら胸元から見えてもOK
ボタンダウンシャツの衿元からチラっと見えるカラーTシャツは、アメリカンな感じで好きな着こなし。ウディ・アレンが以前映画のなかで見せていた知的な着こなし方ですね。
ただ女性にはどうもウケが悪い。スーツの場合もそうだけど、どうやら素肌にシャツを着て第2ボタンを外せるかどうかが、モテる、モテないの勝負の分かれ目のようなのだ。
Tシャツを買うなら首回りが頑強なもの、生地が厚いものを選びたい。でも真夏がやってきたら絶対にポロシャツがおすすめ!