スーツ7万2450円/エディフィス、シャツ1万3650円/エディフィス、ストール1万9950円/ファリエロサルティ、チーフ4725円/フランコ バッシ(以上エディフィス 渋谷 tel.03-3400-2932) photo.石井幸久 |
今回はネクタイを変える、ではなく、ネクタイを外して、ちょっと洒落たスーツスタイルを気取るのに最適な「ストール使い」をご紹介しましょう。カジュアルスタイルでは男女とも去年あたりからストールが人気ですが、これってスーツにもばっちり使えますよ。
ノータイスタイルのとき、襟元にアクセントをつける意味はもちろんのこと、まだ夜ちょっと肌寒い季節に防寒の役割にもなります。
遊び心とお洒落感、そして機能性もありなストール使い。ぜひ、覚えていただきたいのです。
グレイスーツにグレイのリネンストール
素材はリネン系のものがおすすめです。ふんわりとまくためには、きちっと折ってはいけません。もちろん、きっちり絞ってネジネジして中○彬さん風にするのもNGです。
スーツに合わせるストールの色目は当然ながら、紺、グレイ、黒など渋めの色味がいいでしょう。柄はネクタイ選びと同じと考えれば、派手なものより無地や縞程度に抑えておくべきです。いきなりエスニック&オリエンタルな柄入りでは、エレガントとは言い難いので。例えばグレイスーツなら、トーンを合わせた同色系のものをあわせるなど、シックなほうがエレガントです。
ここでは、マフラーっぽく巻いてみました。もちろん、ぐるりと一重に巻いて両端を垂らしておいてもいいでしょう。あくまできつく巻かずに、ふんわりとユルく巻けば素材感を十分に発揮してくれるはずです。
どうせ見えないから、とネクタイを結んだままでいいのでは、と思われるかもしれませんが、タイドアップしたタイトな襟元に、ユル巻きのストールはアンバランスです。ノータイで緩めた襟元だからこそ、オフのリラックス感が出せるというもの。あくまでタイを外してストールということをお忘れなく。
次のページでは、ストールの巻き方について説明します。