あら、こんなところに衿羽根が♪
衿羽根を変えることで、クレリックにも普通のストライプシャツにもなります Photo:石井幸久 |
なるほど、これならカブったら替えればいいわけです。しかも共地の衿羽根も丸衿なので、これなら、まず誰かとカブる心配はいりません。替え衿は、そっとスーツのポケットに忍ばせて。替えネクタイと一緒に会社のロッカーに忍ばせておいてもよいでしょう。まぁ、そんな心配しなくても丸衿というだけで、十分カブる心配はないのですが。
衿はボタンで留めるだけ
衿の後ろのキーパーに、替え衿のホールを合わせ、前台衿の第一ボタンを通せば付け替え完成。前衿の第一ボタンは4枚の台衿を留めることになるので、糸足は長めになっています Photo:石井幸久 |
これをフライに別注したのは、横浜の老舗・信濃屋さんです。昔のシャツを知る人なら、衿羽根の形状を様々に付け替えられるシャツをご存知かもしれません。基本のシャツは立ち衿タイプで、ここにボタンやスナップ留めで衿羽根をロングポイントやワイド、ピンホールなどに替えられるというシロモノです。円形の衿羽根ケースに衿が何種類も入っていて、オーダーシャツなどで揃えられたものです。
実はメンズファッション界の重鎮である信濃屋の白井さんも、同様のシャツをお持ちでした。なるほど、ヒントはここにあったようです。
1枚で2度美味しいうえに、丸衿で女子ウケも良いとくれば、さらに倍! こんな魔法のようなモテシャツ、他ではちょっとナイですよ。
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