今風スリーピースはネクタイ次第でクラシックにもなります
こちらもシルエット、仕立てとも今風ですがクラシックで落ち着いた大人っぽい印象です。ソブリンのスリーピーススーツ11万5500円、ソブリンのシャツ3万3600円、フランコミヌッチのタイ1万5750円、ソブリンのチーフ8925円。以上すべてユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館 tel.03-3479-8180 |
スーツの仕立ては、どちらかといえばイタリア寄りです。優雅な丸みあるシルエットにカッタウェイ気味のフロント。パンツは太めでシャープというよりエレガントな印象でしょう。クラシックな素材感は、ともすればオジサンくさいと思われがちですが、ドレッシーな着こなしに徹すれば華やかさを加えたスーチングとなります。ほら、これならパーティスーツの雰囲気もありそうです。
といった具合にスリーピースが昔とは変わりました、という話をしてきましたが、ここでスリーピースのさらなる効果について、2つだけお話ししておきましょう。
ひとつめは外で、防寒という意味でベストを着るスリーピースの有効性です。薄手のベスト一枚ですが、一枚着るだけで体感温度はかなり異なります。紡毛系のスリーピースならコートなしでも都会の冬ぐらいなら十分耐えられるでしょう。地球環境に配慮して暖房温度を低く抑えたオフィスにも相応しいのです。
もうひとつはオフィスで、ジャケットを脱いでシャツ一枚のオフィススタイルより、ベストを着ている姿は格段にお洒落度が格上です。ウエストからシャツがはみ出てしまっている同僚より、びしっとベストでトップスタイトな姿のほうが仕事もできる風をアピールできることはいうまでもありません。
ベストがあるだけで、その効果が2倍、3倍と期待できるスリーピース。ぜひともこの冬のローテーションに加えていただきたいものです。
ちなみにお店やブランドによってはベストのことを、ジレとかウエストコートと呼ぶ場合もあるので、いちおう覚えておきましょう。
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