皆さんは普段、どんなベルトをお使いでしょうか。黒いカーフのベルトに、バックルはどこかのブランドロゴがレリーフになったていて、どこでも自由に留められるようにピンのないタイプのものだったりしたらダサいオヤジの仲間入り。ちょっとマズいかもしれません。

腰掛けるとき、ジャケットのボタンは外しますよね。これはお腹周りをしめつけないという意味だけでなく、スーツに無用なシワを入れないためにもスーツの基本事項。それゆえ向かい合って座った人のベルトが目に入ることもしばしば。「あれ、この人のベルト、おっさんクサ~」なんて思ったことありませんか?

カジュアルならトップスをアウト(裾だし)にする場合もあるため、ベルトなしのスタイルもOKという場合はあります。しかしスーツでシャツをアウトにすることはありえません。ベルトレスのパンツを合わせるサヴィルロウ仕立てのスーツでもない限り、ベルトは必須なのはいうまでもありません。

「ベルトと靴は革の素材を合わせるのが基本」といわれてきました。黒カーフの靴には黒カーフのベルト、茶靴には茶といった具合。ま、これは基本中の基本ですが、最近はベルトと鞄、ベルトと時計のベルトを合わせる高度なコーディネイトも見られます。
「エキゾチックレザー」と呼ばれるクロコダイルやアリゲーターのベルトで、セクシー&ワイルドなアクセントを作るスタイリングも流行りましたが、最近はもうすこし落ち着いた印象のベルトがトレンドです。

意外に見られている、あるいは目に付く「ベルトのトレンド」をご紹介しましょう。


2cm以下の細ベルトが人気です

エディフィスのベルト
太さ2cm。ゴールドのバックルも優美な流線型を描きます。エディフィスのベルト1万1550円 エディフィス渋谷tel.03-3400-2932
ベルトの太さは、太ければカジュアルに、細ければドレッシーに、というのが一般的です。しかしせいぜい3cm程度がこれまでの主流でした。しかし今年は幅2cm以下のレザーベルトが、すごい勢いで売れています。細ベルトはシャープかつドレッシーなうえ、ベルトというよりストライプのラインのように腰周りに映えるのが特徴です。

じつはカジュアルスタイルでリボンベルトが流行しているだけに、スーツにリボンベルト風の腰周りを演出できるという点でもこの細ベルト、かなり使えるアイテムなのです。意外にコーディネイトしやすいのもポイントです。

靴との色や素材の合わせはそれほど気にしなくても大丈夫。黒靴には黒、茶靴には茶というセレクトができれば、トーンや素材感は多少ズレていてもかまいません。ボリュームが少ないので、アクセサリー的に目立たせるぐらいのスタイリングが逆に新鮮に映ったりします。

新鮮といいつつ、懐かしい方もいるでしょう。30~40歳代の方なら覚えているかもしれませんが、学生服に白いエナメルの細ベルトというスタイルが流行りました。あれの現代版というべきスタイリングがスーチングに登場しているというのは、なんだか不思議に思われるかもしれません。こんなところで出会うとは、と懐かしさ半分、新鮮さ半分なアイテムでしょう。


次のページでもまだまだレザーベルトをご紹介します。