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あらためて探るNIKE+の魅力(2ページ目)

今年、数多くのスポーツプロダクトを振り返る中で最もシーンを揺るがしたNike+。その良さを改めて振り返ってみたいと思います。

執筆者:岩田 桂視

nikeplus.comはランの可能性を無限に広げる

自分が走ったコースも地図上で閲覧することができる。これは便利!
それでは実際にnikeplus.comで行っているサービスをご説明しましょう。iPodをPCに接続し、ネットから登録することからスタート。自分のプロフィールを設定しますが、専用のアプリを使わず、ブラウザで操作するので簡単に作業をすすめることができます。

ここで管理できるデータは走行タイムはもちろんのこと、ペースや走行距離そして消費カロリーまでビジュアライズされます。今では、世界160カ国で20万人以上のユーザー(2007年3月現在)が登録しており、現在も世界中で1日約1000人のペースで増加中なんだそう。

また、Nike Sports Musicを併設。ランをより楽しく、効果的に行うためのコーチングMIXやモチベーションを高めるオリジナル曲などを、iTunesを通して提供しています。また、すごいのは何もデータ管理や音楽だけではありません! ランナーが自ら考えたオリジナルチャレンジにも注目したいところ。その数、実に11万3000以上。いわばバーチャルマラソンとも言えるこのシステムは、例え会場にいなくても参加できるというこれまでのマラソン観が覆されるアイデアだといえましょう。

どうなる!? 今後のNIKE+

自分の走行距離やペース、そして消費カロリーなどが一目瞭然。数値ではなく、グラフというのもわかりやすい
これまでにも、ナイキがデジタルオーディオプレーヤーを作っていた時期もありました。現在もスポーツに特化したリストウォッチやHRMなど、スタイリッシュでありながら高機能なプロダクトを続々と創り出しています。ただし、イノベイティブなものというものは常にひとつのブランドから生まれ続けるものではなかったりします。

スポーツと生活を音楽で結び付けただけでなく、ファッションなどさまざまな分野にまで飛び火し、文化にまで発展しそうなこのプロダクト。ネットから新しい何かが生まれるのか、それともプロダクトから発展していくのか、しばらくは目が離せそうもありません。


【お問合せ先】
ナイキお客様相談室tel.0120-500-719

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