シリアスなメッセンジャーに支持されるバッグジャック
ザ・ダファー・オブ・セントジョージならではのひねりの利いた迷彩柄を生かしたこちら。サープラスものの無骨さとは違う。ヨーロッパブランドならではの独特さが面白い。渋谷店のみの限定展開となる。ハンドメイドゆえに、生産数自体も少なめだそう。3万4650円(ザ・ダファー・オブ・セントジョージ渋谷店)Photo:石井幸久 |
そんな中、デビュー当時よりシリアスなメッセンジャーに定評のあるバッグジャックがザ・ダファー・オブ・セントジョージとコラボレーション。UKスタイルを代表するアパレルと、ファッションというよりはツールと呼ぶに相応しいバッグの意外な取り合わせは、否が応でも気になります。
まずはバッグジャックについてご説明。ドイツで生まれたバッグジャックは、ベルリンにいた一人のメッセンジャーがはじめたブランド。スタートは1997年。メッセンジャーによる、メッセンジャーのためのありそうでなかったこのタフなツールは、ヨーロッパはもちろんのことNYでも多くの支持を得ました。
引き裂き強度の高いコーデュラナイロンを用いたり、コーナーを補強するなどリアルな現場からフィードバッグされたさまざまなディテールが特徴的ですが、中でもストラップの作りは圧巻。独自の引き手が付属したストラップを引っ張るだけで、瞬時にカラダにフィット。また、バッグの背面に備えられたウエストベルトが横方向のブレを抑えてくれます。1分を争うメッセンジャーならではのクイックネスかつイージーな機能は特許を取得しているほどというのだから自信のほどが伺えます。
そもそも彼らが運ぶ荷物というのも、雑誌やポスターの校正紙からCD-ROMなどメディア関連までと大小さまざま。汎用性が高くて丈夫。バックパックよりもカラダにフィットして、でも開閉もラクチン。という相反する要素をうまくまとめあげるのはそれだけで至難の技です。
英国の老舗ブランドとのカタチ
イギリスのDPMや往年のウッドランドとも一味違うザ・ダファー・オブ・セントジョージならではのオリジナルの迷彩。カーキの分量にスリーカラー的なニュアンスもあり |
いわゆるミリタリーの本物とは違い、ダファーらしくブラッシュアップされたこのテキスタイルを用いることで、このバッグ特有のタフさをいい具合に中和。本物なんだけど、洗練されたイメージに一役買っています。渋谷店のオープンに合わせて作られたというエクスクルーシブなお話もあり。そういうところも意外と見逃せません。
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