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熱中症対策をしよう(2ページ目)

暑い日に注意したいのは熱中症。エクササイズする人はもちろん、海水浴など屋外イベントを控えた人も必見です。この記事を見れば熱中症の種類や対処法、アルコールとの関係までわかります。

執筆者:柴田 明

熱中症になってしまったら

‐焦らず涼しい所に移動して水分補給
霧吹き
熱中症になったら涼しい所に移動して水分補給はもちろんですが、霧吹きで水を吹きかけるのも効果的です。

熱中症の第一段階、熱失神でボーッとしてきたと感じたら、涼しい所に移動して皮膚表面の温度を下げながら、ミネラルや塩分を含んだドリンクを補給しましょう。

この時に塩分も一緒に補給しないと寒気を感じる熱疲労や痙攣を起こす熱痙攣など次の段階に進んでしまうので注意してください。

涼しい所が見つからない場合、木陰など太陽が当たらない場所を探して、霧吹きなどで水を吹きかけその気化熱で体を冷やすようにするのがベストです。霧吹きが見つからない場合、口に水を含んで吹きかけてもOKです。

水風呂やプールに突然入れてしまうとショックを受けて脈が早くなり意識を失ったりするので、徐々に冷やして行くように注意しましょう。

汗をかいていなくても要注意

汗をかいていないとしても、熱中症の可能性はあります。脱水していれば、汗はかくことができないからです。ボーッとする熱失神の状態になったら無理せず、必ず涼しい所に移動して水分補給してください。

また、自覚症状で熱中症だと感じることはまずないので、「おかしい」と思った時にはもう遅い可能性があります。もし暑い日に、周りの誰かがボーッとしているようでしたら必ず対処してください。無理させるのは論外です。

更に、いままでご紹介した対応をしても症状が改善されない場合は躊躇せずに救急車を呼んでください。

熱中症の予防法

‐出来るだけ水分を補給してから屋外へ
drink
水分補給は塩分などのミネラルが含まれたスポーツドリンクなどがお勧めです。

・運動前や屋外に出る前に胃などの負担にならない程度に出来るだけ多くの水分を取る。

・のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分をとる。20分おきにコップ1杯程度の水分を補給するようにしましょう。のどが渇いたと自覚したときには既に水分不足に陥っています。

・ 可能であればこの時に、スポーツドリンクのように塩分などのミネラルを飲みやすく配合したものを飲んでください。

お酒の飲み過ぎに要注意

‐お酒は水分補給の代わりになりません
ビール
お酒は水分補給の代わりにはなりません。脱水症状などを引き起こすので注意してください。

海水浴などにはお酒がつきものですが、アルコールそのものが熱中症の発症を促進する作用があるので要注意です。

アルコールには水分を放出する利尿作用と血管を拡張する作用があるからです。この2つの作用で体内の血液量が不足し、熱中症にかかりやすくなってしまいます。

アルコールを1杯飲んだら必ず同じ量の水分を取るように心がけてください。お酒は水分補給の代わりにならないと思ってください。



真夏の外出時には熱中症予防を忘れずに。体調の変化に注意して、楽しい1日を過ごしてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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