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ウエイトトレーニングで脂肪燃焼(2ページ目)

ウエイトトレーニングは無酸素運動で脂肪燃焼に効果はないと思っていませんか?ウエイトトレーニングは運動していな時の脂肪燃焼を促進させ脂肪を減らす効果の高い運動なのです!

執筆者:柴田 明

なぜ重りは10回が限度の重さ?

筋力アップのトレーニングには、3~6回(5回程度)しか上がらない重さで行い、筋肉量アップのトレーニングには8~12回(10回程度)上げるのが目一杯の重さでトレーニングしましょう。

成長ホルモンは5回上げられる程度の方が「運動直後」の成長ホルモン分泌は高まるのですが、10回程度が限界となるトレーニングは運動後少し時間が経った後大量に分泌され、たんぱく質を体内で合成し筋肉となる作用が強まります。繰り返しになりますが、成長ホルモンは脂肪の燃焼を促進させ、筋肉の合成を高めるホルモンですので、脂肪の燃焼にも10回程度上げるのが限界のトレーニングを実践することが効果的です。

インターバル時間も重要

最近の研究では、大筋群を用いた高負荷のトレーニングでも、5回程度が限界の負荷で休息時間を2~3分位といった、比較的インターバル時間が長いトレーニングでは成長ホルモン分泌の増加は起こらないと言われています。一方、10回程度が限界の負荷で、1分程度の短い休息時間で行なう方が、分泌の増大が起こると言われています。ですので、10回程度が限界の負荷で1分以下のインターバルでトレーニングするのが脂肪燃焼にも筋肉増量にも効果的です。

トレーニングプログラム例

今までご案内したことを踏まえて、下にトレーニングプログラム例を作りましたので参考にしてください。
トレーニング例
トレーニング例
このプログラムは一例です。ご自信の体力に合わせてトレーニングしてください
トレーニング前には10分程度の有酸素運動と軽いストレッチのウォーミングアップ、トレーニング後に20分程度の低強度で有酸素運動とストレッチを行うとより効果的でケガの予防にもなりますので、ぜひ加えてください。
また、このメニューをこのまま行うのは危険なケースもあるので、トレーニングする前にフィットネスクラブのインストラクターなどに相談してから行ってください。

今回は少し難しくなってしまいましたが、「10回程度の重りで行う短いインターバルのトレーニングは成長ホルモンの分泌を促す」というだけです。成長ホルモンは筋肉を増やすのを助け、脂肪の燃焼を促進します。ウエイトトレーニングでかっこいいカラダだけではなく、引き締まった体も手に入れましょう!


【参考文献】
エッセンシャル生化学 東京化学同人
ストレングストレーニング&コンディショニング ブックハウス・エイチディ
細胞骨格と接着 共立出版
成人成長ホルモン分泌不全症の臨床 メディカルレビュー社 
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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