20世紀型スーパーカーの最終章を飾るマクラーレン
BMWの高性能シリーズMモデルを開発するM社が手がけた初のSUV、X6M。最高出力555psの4.4リッターV8ツインターボに6ATを組み合わせる。価格は1490万円。同時にX5をベースとしたモデルも登場、こちらは1440万円となる |
7月。記憶に残っているのはアトランタで乗ったBMW X6Mである。このクルマ、とんでもないスーパーカーだ。GTカーとしてはパナメーラターボと良い勝負である。
「サーキットでは信じ難いほどのハンドリングマシンへと転じた。背が高いことのデメリットを感じない。むしろ見晴らしがいい分、アップダウンの激しいロード・アトランタでは重宝する。」(オートックONE)
2008年のジュネーブショーで発表された、アルファロメオ8Cコンペティツィオーネのオープンモデル、8Cスパイダー。世界限定500台のうち日本への割り当ては70台の予定。価格は2650万円 |
今年も毎年恒例のペブルビーチ詣に。クルマ好きにとって、8月半ばのモンテレー周辺は、正真正銘の天国となる。来年も、もちろん行きます!ホテル、取ったもんね。
で、仕事はといえば、7月の終わりにアルファロメオ8Cスパイダーに初試乗。その記事をいくつか書いていた。
「フェラーリ以上に甲高い咆哮がドライバーの気持ちを盛り上げる。屋根がないぶん、世界で最も派手なサウンドに、多くのクルマ好きはやみつきになるだろう。」(特選外車情報Fロード)
ワンピース構造の強固なカーボンファイバーセルをキャビンに採用し、F1で得たノウハウを投入して開発されたマクラーレンMP4-12C。最高出力608psを発生する、専用開発された3.8リッターツインターボエンジンを搭載する |
9月。フェラーリカリフォルニアの記事もいろいろ書いたが、やっぱり印象に残っているのはマクラーレン本社(テクノロジーセンター)への訪問だ。そこで、久方ぶりのオリジナルスーパーカー、MP4-12Cのプロトタイプに座ることができた。
「ディへドラルドアが開いた。サイドシルがえぐられ、乗り降りしやすい。座った印象は中央よりに非常にタイトだが、足下やドア側に余裕があって快適でもある。今回は純粋に二人乗りだが、助手席との距離が非常に近く、かなり中央寄りに低く座る格好だ。余計なスイッチのないステアリングホイールには、一体となったF1風のロッカーシフトが備わっていた。」(ゲンロク)
20世紀型スーパーカーの最終章を飾るにふさわしいクルマになっていると思う。正式発表と試乗が、今一番待ち遠しい一台。欲しい人は、マクラーレン本社サイトへまずは登録を!! ボクはしました(買えないけど)。
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