BMW/BMWの車種情報・試乗レビュー

走りを磨きつつ“先祖帰りした”7シリーズ(2ページ目)

5代目となり先々代の流れに戻ったスタイリングが与えられたBMWのフラッグシップ、7シリーズ。最先端技術によるさらなる軽快な走りで、ドライバーをかき立てる大型スポーツサルーンに仕上げられていました。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

先々代の流れに戻った“コンサバティブ”な内外装

BMW7シリーズ
前後に水平に配されたクロームバー、ヘッドライトからリアコンビランプへと続くショルダーラインが特徴的なエクステリア。L字型リアコンビランプにはLEDが採用された(写真は750Li)

BMW7シリーズ
BMW7シリーズ
全長5210×全幅1900×全高1485mmのロングボディ(上)と、全長5070×全幅1900×全高1490mmのショートボディ(下)が用意される
さしあたって日本仕様は4グレード構成。740i(ショート)/同Li(ロング)、750i/同Liである。740系には4リッター8気筒級の性能を6気筒級の効率で提供する3リッター直噴直6ツインターボを、750系には5リッター12気筒級の性能ながら8気筒並の燃費性能という4.4リッター直噴V8ツインターボを、それぞれ積んだ。やや時代遅れ(?)な6速ティプトロニックを組み合わせている。このクラス、今なら最低7速は欲しいところ。

スタイリングは、ロングノーズ/ショートデッキが強調され、先代とほとんど変わらぬボディサイズにも関わらず、明らかに小さく薄く見える。FRのセダンらしいカタチ。

インテリアもそう。室内全体に迫り来るような圧迫感が薄れて、BMWらしくドライバーオリエンテッドに傾いたダッシュボードが再び帰ってきた。欧州のユーザーに不評だったというコラムシフト方式も、X5などと同じデザインのセンターレバー式に改められている。

BMW7シリーズ
新しいiドライブは特定のメニューに移動できるボタンを周囲に配置し使い勝手が向上した。10.2インチのディスプレイも採用されている


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