輸入車/注目の輸入車試乗レポート

2008年の心に残る輸入車(前編)(3ページ目)

今年1年の締めくくりとして、'08年に書いた原稿を通して心に残る輸入車を月ごとに振り返ってみました。今回(前編)は1月から6月までの半年を振り返ります。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

いいことずくめだったガヤルドLP560-4

ランボルギーニガヤルドLP560-4
'03年に登場したランボルギーニガヤルドのマイナーチェンジモデルとなるLP560-4
ランボルギーニガヤルドLP560-4
最高出力560psを誇る5.2リッターV10エンジンを搭載。ボッシュと共同開発した直噴技術なども採用される
てんてこ舞いだった5月。3つの海外出張がうまく繋がらず、ヨーロッパ→成田半日→アメリカ→成田一泊→ヨーロッパ、と飛行機に乗るだけで終わったような一ヶ月。アウディTTS@ミュンヘンや、日産GT-R@エストリルなど濃い記憶を残したクルマたちを差しおいてのマンスリーナンバー1はガヤルドLP560-4@ラスベガス。

『例えば0→100km/h加速のようなシチュエーションに限定してQ&Aしてみましょう。
Q1:旧型より速いですか?
A1:間違いなく速いです。
Q2:スーパレッジェーラより速い?
A2:いい勝負ですが多分速いですね。
Q3:ムルシエラゴLP640が相手だと?
A3:勝つのは難しいと思います。
Q4:フェラーリF430ならどう?
A4:ガヤルドが勝つと思います。
Q5:スクーデリアならどうだ!
A5:路面次第でいい勝負でしょう。
Q6:ポルシェ997ターボは?
A6:互角かな。やってみないと……。
Q7:日本の誇りGT-Rならどうだ!
A7:ぎり負けるかも知れません。』

もっとも、そんな勝ち負けとは関係のないところに価値を見出すのがスーパーカーだけど。とにかく新しいガヤルド、乗り心地もいいし、速いし、音はいいし、ルックスに迫力出たし、でいい事ずくめ。スパイダーも'09初夏に上陸予定だ。

M・ベンツSLクラス
'08年にマイナーチェンジが行われた、キング・オブ・オープンカーM・ベンツSLクラス

6月になると、バブリーな勢いもだんだんと落ち着き、地に足着いた仕事っぷりに。BMW M3セダンなんていう大物もいたが、それより印象的だったのはM・ベンツのSL&SLKマイナーチェンジ。SLクラスは言うに及ばず、SLKクラスの成熟度も凄かった。パーソナルスポーツカーとして見直すべき一台。

『足回りの熟成も進んでいるから、日常使用の乗り心地に加えて、ひとときのスポーツドライビングでも実に粘り気のある足さばきを見せた。ダイレクトステアなる新システムの働きもすこぶるいい。低速域でクイック、高速域では安定志向で、スポーティに走らせると自然なダイレクト感を得る。複雑なシステムを使わず、歯車だけで解決している点が凄い。』(カートップ誌)

BMWM3セダン
'07年の東京モーターショーで初公開されたM3クーペの4ドアモデルとなるBMW M3セダン

7月~12月については後編で。
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