輸入車/注目の輸入車試乗レポート

2008年の心に残る輸入車(前編)

今年1年の締めくくりとして、'08年に書いた原稿を通して心に残る輸入車を月ごとに振り返ってみました。今回(前編)は1月から6月までの半年を振り返ります。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

'08年のイチオシはブルックランズ

ベントレーブルックランズ
'08年のイチオシ(憧れ)はこのベントレーブルックランズ

2008年を各月ごとに自分の仕事=原稿の一部抜粋を通して振り返ってみようと思う。

小さいコラムネタから1万ワード以上の大物まで、ネット用から雑誌用まで、総本数でおよそ500本だったが、やっぱり輸入車の原稿が多くなった。ちゃんと数えてはいないけれど、ざっと見た感じ8割かな。それでも'08年デビューした国産車にはちゃんと全部乗った(あ、うそ、マツダビアンテに乗ってなかった!)から、真面目でしょう?

ランボルギーニムルシエラゴ
'07年のジュネーブショーで登場したムルシエラゴの最新モデルLP640。最高出力640psを誇る縦置き6.5リッターV12エンジンを搭載する。(写真は通常色のモデル)

1月、最初の原稿はスペシャルオーダーについて語るという、今から考えると“まだノンキに良い時代やったのぉ”な企画で、スペシャルカラーの水色にペイントされたムルシエラゴLP640について。

『ランボルギーニの水色は素晴らしいなあ。アーミーカラーも似合うムルシエラゴですけれど、そうすると今度は迫力が出過ぎて攻撃的で怖い存在になっちゃうんですね。』(EDGE誌)

ちなみにボクのカウンタックは黄緑だけど、よほど平和なクルマに見えるのか、けっこう人が寄ってくる。アーミーカラーだと、そうはいかないはず。

ベントレーブルックランズ
'07年の東京モーターショーで日本デビューを果たしたラグジュアリィな4シータークーペ、ベントレーブルックランズ。サルーンのアルナージ系をベースとしたクーペモデル

2月もまだバブリーだった。1月末に南仏ポールリカールで乗ったアウディRS6の原稿に始まって、ベントレーブルックランズ@トスカーナや、トヨタ世界一に寄せてなんていうコメント原稿の依頼まで。心に残るのは、ブルックランズ。'08年イチオシ(と言われても買えないけれど、まあ憧れってことで勘弁!)だ。

『信じてもらえないかも知れないが、ハンドリングカーでもあった。大柄であるにも関わらず、トスカーナの狭いワインディングをひらりひらりとこなしてゆく。時間の経過とともに体が馴染み、一体感を増していくのはベントレーならでは。』(EDGE誌)

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