BMW/BMWの車種情報・試乗レビュー

“BMWであること”を深化させた3シリーズ(2ページ目)

ライバル達が進化する中、BMW3シリーズがマイナーチェンジを受けました。そのセダンに約1週間乗ってみて、新しい3シリーズは独自の世界を貫きつつさらなる成熟を果たしたことを感じました。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

独自の世界を貫き、さらなる成熟へ

BMW3シリーズ
マイナーチェンジにより日本仕様は、ドアハンドルのデザインを変更することで、全幅を1815mmから1800mmとし立体駐車場などの利便性を向上させている

BMW3シリーズ
BMW3シリーズ
ナビやオーディオなどを統合制御するiドライブの操作性などが向上
マイチェンなったばかりの335iにほぼ一週間乗ってみての結論は、後者。すなわち独自の世界を貫き、より成熟方向への改良となったというのがボクの感想だ。

今回のマイチェン。最も注目すべきは日本専用仕様の数々。車検証記載の車幅を1800mm以下に収める新形状ドアアウターハンドル、日本人には馴染みやすいMAPショートカットボタン付きのiドライブ、さらにはブックマーク機能に交通情報スイッチが追加されるなど、 細かな配慮が行き届く。ショートカットボタンの多用は、結局、iドライブのコンセプトを覆すのでは?という危惧はあるものの、使いやすい方を採用するのは当然。実際、以前に比べると随分、使いやすくなった。

写真で見ると、それほど変わったように見えない外観も、実物は相当に立体的で、違った雰囲気がある。特にフロント。キドニーグリルからエンジンフードまでの流れが新しく、オシ出しも強い。リアも、尻すぼみに見えないのがいい。
BMW3シリーズ
キドニーグリルやエアインテークのワイド化やボンネットにラインを入れたことなどにより、よりシャープな印象とされたエクステリア。ターンインジケーターにはLEDが採用された

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