輸入車/注目の輸入車試乗レポート

デトロイトショーに登場した最強コルベット(2ページ目)

1月に開催されたデトロイトショー。そこで最も気になった“語るに面白い趣味のクルマ”、620HPのGM史上最強エンジンを搭載した超弩級FRスーパーマシン、シボレーコルベットZR1を紹介する

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

生産モデルで最注目は史上最強のコルベット“ZR1”

生産車(と発表されている)でもっとも気になったのはどれか。ここは、復活したシボレーコルベットZR1を挙げたい。GM史上最強となる、620HP/807Nmの6.2リッタースーパーチャージャー付きLS9V8スモールブロックエンジンを搭載。トレメック製6MTと組み合わせて、最高速度は320km/hを誇ると発表されている。コルベットが200mphを超えてきたのも史上初だ。スタイリングも迫力満点!
コルベットZR1
2009モデルとして発売されるコルベットのハイパフォーマンスモデルがZR1。カーボンファイバー製ボンネットのウインドウからエンジンが覗く

既に日本でも発売されているZ06のデキから想像するに、フェラーリ599ばりのパフォーマンスを、アメリカン魂むき出しにして味わわせてくれるに違いない。日本上陸が待ち遠しくてしょうがないモデルである。ちなみに、生産1号車(ブルー)が既にアメリカでオークションに掛けられていて、入札殺到でなんと落札価格100万ドル!!

コルベットZR1
リアスポイラーやルーフもカーボン製。専用チューンのサスペンションやセラミックブレーキなど特別な装備を多数採用する

コルベットZR1
ブーストゲージ付き専用メーターパネルには370km/hまで刻まれたスピードメーターが備わる。ミッションは6MTを採用

それにしても、今年は超弩級FRスーパーカーの当たり年になりそう。マセラティグラントゥリズモも上陸しはじめたし、もうじきアストンDBSもやってくる。アルファロメオ8Cもあるしねえ~。ある意味、原点回帰。まったくもってエゴだけど、コレはコレで楽しんでおきましょうや。

撮影:カーセンサーエッジ
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