アストンに乗っている高揚感にハメられる
6リッターV12エンジンは450馬力を発する |
V12が目覚めます。轟音。ウ゛ォウオン!!と溜まりに溜まった何かを吐き出したかと思うと、すぐに重低音の唸りに変わります。深夜早朝の住宅街ではちょっと迷惑。
走り出して感じるのが、クルマの節々の軽さ。ロータスと共同開発したアルミニウムボディプログラムならではの、ある意味モダンな走り味です。当然、相当にパワフル。ハンドルはかなり軽め。
そのせいか、乗り心地がけっこう悪い。ステアリング剛性が足りなくて、全体的に華奢な印象。でもね、アストンに乗っているぞ!っていう高揚感が、そんなこと忘れさせちゃうんですねえ。世の中のライターさん、みんなハメられてますよ、こりゃ。
高速クルージングの気分が最高です。強力無比に安定している、ってわけじゃないけれど、とにかく気分がゆったりしていますから、少々のネガには動じない。金持ち喧嘩せず、な気分をしばし味わいました。
一応、最後に実用的な話を。年末年始を通じて1200kmほど乗りましたが、高速走行も含めて、燃費は6.9km/h。でっかいミニバン乗ってるようなもんかも知れませんねえ。
こちらも京都知恩院周辺にて |