輸入車/注目の輸入車試乗レポート

DB9の行く年来る年(2ページ目)

6リッターV12エンジンを積むお値段二千万円也の高級クーペ、アストンマーティンDB9。そんな“趣味車の極北”と自動車“趣味”ライターが、年末年始を一緒に過ごしちゃいました。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

アストンにしか出来ない美しいインテリア

DB9フロント
“趣味車の極北”DB9(クーペ 2008MY)の価格は6MTが1892.0万円、タッチトロニック2(6AT)で1947.0万円

見て下さい。この流麗なスタイリング。もう誰が見てもキレイ、美しい、格好いいでしょう?食パンのようなミニバンスタイルに慣れたコドモでも、判るんじゃないかな、この美しさ。

DB9インテリア
見蕩れてください・・・

バー形状のドアノブを引っぱり、やや斜めに上がるドアを開けると・・・。これぞ世界随一のインテリア。この内装は外観以上に素晴らしいかも知れない。アストンのクーペスタイルはある程度方程式の当てはまる美しさですが、インテリアはもう専売特許。アストンにしかできません!

インテリアは大事だと思います。特に趣味車では。なぜなら、乗ること自体がホビーなのですから、ドアを開けシートに座った瞬間から、リラックスなりストレス解消なり無我夢中なり、心の+αを得たいと思いませんか?それに、運転している間中、ずっと見えているのはダッシュボード周りなんですから!外より中を見てる時間が長い。

まあ、言ってしまえば、外は見せるため、中は見るため、なんですねえ。

エンジンを掛けるには、キーを差し込み、センターのスタートボタンを押さなければなりません。今やトヨタの小型車でもやってるギミックですが、さすがにアストンだと気分がいい。

アストンのインテリアが一風変わって格好いいのは、シフトレバーがないことも影響しているんだと思います。それだけデザインの自由度が増すわけですから。じゃ、動かすにはどうするか。DレンジもRレンジも全てボタン。味気なく思う人もいるでしょう。でも、特別なクルマであるという演出力はあります。実際、今はほとんど電気信号切り替え式。レバーである必要はありません。(そのことを最初に教えてくれたのがBMW7シリーズでしたね)

DB9&XK
流麗なカタチだけならジャガーXKも負けてない!


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