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2010年型サイバーナビは「エコ」がキーワード(2ページ目)

数年前から「エコ」な機能を搭載したカーナビが増えてきたが、2010年カロッツェリア・サイバーナビは一歩進んだエコ機能を搭載した。そのエコルート探索機能を中心にサイバーナビの魅力を紹介。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

走る前に燃費やCO2削減率がわかる!

エコルート探索を行うのに、なにも特別な操作はいらない。普通に目的地を設定して、ルート探索を行うだけだ。すると推奨/有料回避/幹線優先などの条件別に6ルートが提示されるが、その中にエコ優先ルートが含まれる。6ルートリストを見ると、それぞれのルートに、距離、所要時間、料金、推定燃料費、推定C02削減率が示され、もっとも数値が優秀な項目が色分けされるので、ルートを比較検討するのもわかりやすい。この中から、好みのルートを選べばいいわけだ。

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6ルートリストを見ると距離や所要時間のほか、推定燃料費なども比較できる

またルートイコライザーやリルートにも、エコ優先という項目が追加された。ルートイコライザーでは、エコ優先レベルを5段階に切り替えできる。試しに富士山麓の朝霧高原付近に目的地を設定して都内からのルートを探索してみたのが下の写真。推奨ルートでは東明高速を通り、富士インターチェンジで降りて、西富士道路~富士宮道路を通るルートを提示するが、ルートイコライザーでエコ優先に切り替えると、調布インターから中央道に乗って河口湖線経由で河口湖インターまで行き、国道139号を通るルートを提示した。

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都内から富士山麓までルート探索。推奨ルートでは東名高速を通るルートを提示

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ルートイコライザーでエコルートに切り替えると中央道を通るルートに変わった。推定燃料費が安くなっている

多少時間が延びてもエコなルートを選択できる

距離を比べてみると推奨ルートが146キロに対して、エコルートは136キロ。所要時間は、推奨ルートが2時間15分なのに対してエコルートが2時間28分と13分ほど伸びているが、推定燃料費は推奨ルートが1,600円に対してエコルートが1,400円。高速料金も推奨3,550円に対してエコルート2.500円と安くなっている。また推定CO2削減率は3.2%だ。所要時間13分の違いだけで、燃料費+高速料金の合計で1,250円も節約でき、CO2の排出も削減できるのだ。

もっとも同じ時間帯に同じクルマで走り比べてみないと実際の燃料消費量の違いはわからないし、ましてやCO2排出量は比べようもないわけだが、これまで試乗してみた経験でいうと、所要時間や推定燃料費はわりと正確という印象だ。だから、このエコルート探索の数値も、信用していいと思う。

エコステータスでエコ運転をアドバイス

エコステータスで、走行中のエコ運転度も確認可能。現在の燃費と過去の燃費を数値で比較できたり、推定燃料費を金額で表示したり、アイドリング時間を確認したり、様々な情報を地図画面上に表示する。また、以前の運転と比べて評価が下がった点をアドバイスするエコ運転課題表示や、燃費がよくなるほどにハードキーのイルミネーションがグリーン系に変化するエコ・イルミネーションカラー設定もある。

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燃費やエコ度、CO2排出量等を確認しながらの走行も可能

さらにエコ運転度合いを評価するメッセージやエコ指数のポイント表示もあるし、スマートループ・ドライブ情報により、パソコン上でエコ運転度合いを管理することも可能だ。こちらは、各種情報に応じてドライバー側が努力する類の、従来タイプのエコドライブ機能だが、提供してくれる情報はライバルに比べて細かい。

次ページはエコ機能以外のサイバーナビの魅力
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