新サイバーナビは案内通りに走るだけでエコ!?

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2DIN一体型のAVIC-ZH9990(304,500円)
市販カーナビで、最高峰の機能・性能を持つモデルが欲しいと思ったとき、真っ先に候補に挙がるのはカロッツェリア・サイバーナビということに異論を挟む人はいないと思う。毎年、モデルチェンジの度に、ドライブに役立つ新機能を提供してくれる。2010年モデルでは、エコルート探索が、その機能である。

従来のカーナビにも、エコ機能を搭載したモデルはあった。ただしそれは、急加速や急減速の有無、アイドリング時間など、ドライブ中のエコ運転具合がわかるというもの。エコなドライブを実現するには、そこから得た情報を元にドライバーがエコな運転を心がけなければならなかった。

それに対して、エコルート探索はルート探索時に燃料消費量の少ない道を提案してくれる。つまり、ナビの案内に従って走れば、エコに貢献できるというわけだ。もっとも、ホンダのインターナビは数年前から、省燃費ルートの提供を実現していたが、インターナビはセンターサーバー側のコンピュータで探索する方式。対してサイバーナビのエコルート探索は、ナビ本体でエコルート探索を行うという点で違う。なお2010年市販ナビではクラリオンNX710も省エネルート探索という同様の機能を搭載している。

独自の燃費推定技術でエコルート探索を実現

さて、サイバーナビのエコルート探索だが、これを実現できたポイントは独自に新開発した燃費推定技術だ。クルマの燃費に影響を与える要素としては車速、車重、道路のアップダウン、ストップ&ゴーの繰り返しなど、さまざま考えられるが、サイバーナビの燃費推定技術ではGPSデータ、車速パルスデータ、Gセンサーのデータ、地図データなど、さまざまな要素を加味した上で計算を行う。さらに全国70万キロにおよぶ日本全国のすべての道路(道幅5.5メートル以下の細街路を除く)の区間ごとの所要時間がわかるスマートループ渋滞情報や渋滞予測データの情報も加えているので、制度の高い燃費推定ができるのだ。その誤差は、最大で約10%以内だという。

ところで、燃費はクルマによっても異なる。たとえば、小排気量のエンジンを積むコンパクトカーなら加減速やアイドリング時の燃料消費はたいしたことないが、高速走行や上り坂での燃料消費が大きい。逆にミニバンなど、排気量が大きい大型車は、ストップ&ゴーやアイドリングでの燃料消費が大きいが、高速道路を一定の速度で走行している限りは燃費が伸びるし、トルクがあるので上り坂での燃費の変化も少ないという具合だ。

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燃費推定の精度を高めるために車重やボディサイズなどの情報を入力する

このようなクルマのタイプによる燃費の違いを考慮するために、サイバーナビでは初期設定で車重や総排気量、クルマの寸法といったデータを入力する。こうしておけば、より高い精度で燃費を推定してくれる。ということは、出発地点と目的地がまったく同じでも、クルマによっては異なるルートを提案することもあるというわけ。そして、そのルート通りに走れば、エコに貢献できる。ただし、ハイブリッド車やロータリー車、ディーゼルエンジン車、ターボ付き車の設定はないとのこと。燃費推定をより正確にするなら、蓄積した実際の走行データと、クルマのコンピュータから取り出した燃料噴射量とを照らし合わせて計算するという手もありそうだが、それは行っていない。

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