iPod同様の操作で選曲はスムーズ
音楽サーチは基本的にはフロントフェイス左の大型ダイヤルと、周囲の上下左右キーでできる。その配置は、上を押してメニュー、ダイヤルを回してスクロール、真ん中を押して決定という具合に、iPodの操作キーと変わらない。音楽選択時の表示も、iPodのミュージックサーチと全く同じ。「プレイリスト」「アーティスト」「アルバム」等、多彩な方法で選曲できる。その音楽選択時は、ディスプレイに日本語6行表示。1画面で見える文字情報がiPodと同じなので、スムーズに操作できる。また音楽再生時は、日本語5行+タイムコード&バー表示に変わる。曲名/アーティスト名/アルバム名などが1画面で確認できるし、iTunesでアルバムアートワークを取得しておけば、ジャケット写真も表示できる。
6行表示のメニューはiPodをそのまま踏襲 |
車内で使いやすい独自のサーチ機能もアリ
さらに車内で音楽を素早く探しやすいように、iPodには無い独自の音楽サーチ機能も搭載した。イニシャルサーチは、アーティストやアルバムなどの頭文字を選択して候補を絞り込むことができる機能。リレーテッドサーチはiTunesのジーニアスプレイのように、再生中の曲に関連したアーティスト、アルバム、ジャンル、作曲者の曲を検索できるので、聴きたい曲が見つかりやすい。また聴きたい曲の先頭1~3文字を入力して、音楽を直接探せるダイレクトサーチ、表示されている項目を、設定した割合でリストを先送りできるスキップサーチなどもある。これらの操作には、ディスプレイ右上のサーチキーと、ディスプレイ左横の上下ボタンを使う。もともとiPodには無い選曲方法とボタンなので、最初は戸惑うだろう。僕も、使いこなすのには苦労した。しかし、一度覚えてしまうと、選曲がスピーディにできるようになる。
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