バスレフポートの向きで低音の聞こえ方が変わる!
低音の鳴り方は、置き場所や、バスレフポートをどの方向に向けるかで変わってくるようだ。いろんな場所や方向を試してみたところ、もっとも低音が豊かに感じたのは、バスレフポートを助手席の足下の空間に向けたとき。どうやら、ダッシュパネルなどの壁が近いほうが、より低音の量感を感じるようだ。もっとも、ドリンクホルダーの位置はクルマによって異なるので、実際に使う場合は、現車のドリンクホルダーに置き、サウンドマグを回転させながら、もっともしっくりくる方向をきめるといいだろう。サウンドマグの頭の部分はロータリーボリュームになっていて、ここで音量調整ができる。またウォークマン側のスイッチでもボリューム調整ができる設計だ。
本体上部を回せば音量を調整可能。中央が電源のオン/オフスイッチ |
このとき、実際の音量調整はサウンドマグ側で行っているので、ウォークマンをサウンドマグから抜いてヘッドホンで聴いたとき、ボリュームはサウンドマグに接続する前のものを記憶している。だから、サウンドマグからヘッドホンにつなぎ替えたときにいきなり大音量でびっくり、ということがない。このような細かい配慮もうれしい。もちろん、ウォークマンを接続中はウォークマンに充電できるので、バッテリー切れの心配はない。
オレンジ/ブラックの2色を用意
欲をいえば、ウォークマンだけではなくUSBメモリーに保存した圧縮音源も聞きたいとか、バッテリー駆動も可能にして、アウトドアでも楽しめればより便利なのに、などいろいろと出てくるが、それを満たせばコストアップは必須。なにしろ、実売で約2万円ほど(4月末時点でamazonでは18,000円前後)の商品である。これが機能アップによって5,000~10,000円も高くなるのでは考えもので、気楽に楽しむという意味では価格、機能ともに適切だと思う。これまでクルマで携帯音楽プレーヤーの音楽を楽しむというと、iPod対応のものの独壇場だったが、そこにウォークマンも参入してきたのはうれしい限り。しかも、クルマとホームの両方で使えるというユニークなスタイルは、とてもソニーらしい商品だと思う。もちろん、ミニジャックのAUX端子に接続すれば、再生中の充電こそ付属ケーブルではできないものの、iPodをはじめとした他の携帯音楽プレーヤーの音楽も楽しめる。ボディカラーはブラックとオレンジの2色。ドリンクホルダーに置いても傷がつきにくいよう、本体はUV塗装仕上げだ。
【関連リンク】
・ソニー製品情報