コンパクト&リーズナブルなパワーアンプが続々登場
次にパワーアンプのニューモデル。カロッツェリアからは、コンパクト&リーズナブルなデジタルアンプ2モデルが登場した。4チャンネルのGM-D6400(26,250円)とサブウーファー用のモノラルアンプ・GM-D6100(21,000円)だ。カロッツェリアGM-D6400 |
GM-D6400は幅245×奥行200×高さ56ミリのコンパクトサイズで、150W×4の最大出力を発揮。スピーカーライン接続に対応しているから、ライン出力のRCA端子を装備していない純正システムにもパワーアンプを追加できる。出力の低い純正システムの内蔵アンプから、外部パワーアンプへ変えることで、スピーカーの制動力が向上するため、メリハリのある力強い音が楽しめるようになること請け合い。純正システムの音に不満な人なら、ぜひパワーアンプの追加を試してみたい。
ケンウッドKAC-8405 |
海外ブランドのパワーアンプにも注目!
最後に海外のパワーアンプも紹介しておこうと思う。まずはアメリカのトップ・ブランド、キッカーのIXシリーズ。4チャンネルアンプが1台、モノラルアンプが2台のラインアップで、注目は、定格出力125W×4の4チャンネルアンプ・IX500.4(102,900円)だ。キッカーはアメリカン・カーオーディオのトップブランド。これは4chのIX500.4 |
高効率なデジタルアンプで、サイズは幅28.8×奥行20×高さ5.5?とコンパクト。このアンプは試聴する機会があったが、クリアかつハイスピードな音で、インパクトたっぷりに、気持ちよく立ち上がるドラムのショットがスカッと気持ちいい。ロック系に似合う、音楽が楽しく聞こえるパワーアンプだ。
フランス、フォーカルのFPSシリーズも注目したい。4チャンネルとモノラルが各1台、2チャンネルが2台のラインアップで、4チャンネルアンプはFPS4160(102,900円)。ホーム用の高級アンプを参考にしたシンメトリックな回路設計が特徴だ。これも試聴する機会があったが、中高域の美しい響きが印象的。シンメトリー設計の効果か、チャンネルセパレーションが良く、音像の定位感と空間の表現力にも長けている。オプションの専用キャパシター(9,975円/1台)を繋げば、低域に締まりと迫力が加わり、音楽の躍動感と表現力がいっそう向上。久々に、愛車のシステムに組み込みたいと思えるアンプに出会った。
スピーカーで有名なフランスのフォーカルだが、パワーアンプも高音質 |
ただ聞き流していただけの音楽も、音のいいオーディオで聴けば、ミュージシャンの息づかいやレコーディングした場の雰囲気などが感じられるようになり、音楽から受ける感動が倍増する。ぜひ、カーオーディオシステムをグレードアップして、そんな感動をみなさんに味わってもらいたいものだ。
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