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サンヨー・ゴリラNV-SD730DTを実走行テスト(2ページ目)

人気のポータブルナビ「サンヨー・ゴリラ」の最新モデル、NV-SD730DTの走行インプレッションをお届け!

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

カーナビの基本は今いる場所が正確にわかること

なぜ、測位性能を重点的に調べたかというと、最近PNDやポータブルナビを入手しようと考えている人は、これまでカーナビを必要としていなかった人が多いと考えるからだ。つまりあまり運転しない人、もしくは毎日クルマを運転しているとしても、通勤とか買い物とか、ほとんど慣れた道ばかり走っている人が多いと思うのだ。

もちろんその中には、運転に慣れているし、地図を読める人もいるだろう。そんな人は測位性能が多少良くなくても、勘で走ることができるだろうから心配いらないのだが、心配なのは普段あまりクルマに乗らないが、土日1,000円の休日特別割引に惹かれて遠出でもしてみようと、PNDの購入を考えている人たち。どんなPNDでも大半の道なら、問題無く案内してくれるのだが、特殊なシーンに遭遇したとき、測位性能の善し悪しによって道を間違えるか否かが決まってしまうのだ。

運転に不慣れな人ほど測位性能を重視したい

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自車位置が正確でないとトンネルの中で分岐しているケースなどで迷ってしまう 写真はNV-SB540DT
たとえば、トンネルを抜けた直後に右左折する方向に目的地がある場合。山の中の温泉地に向かう時などによくあるシチュエーションだが、トンネル内でもしっかりと自車位置を把握できていないと、曲がる場所がわからずに直進してしまうケースもある。そうでなくても、高速道路の高架下の道を走っていて右左折することはよくある話だ。

また、郊外のショッピングモールで買い物が終わって立体駐車場や地下駐車場から出た後に、帰り道がどっち方向かわからなくなるケースはよくある話。これは、フルナビでも厳しかったりするのだが、測位性能とGPSの電波を再受信した後の復帰性能が優れていれば、案内に対する不安は少ない。だから、運転に慣れていない人ほど、多少高くても自車位置の測位性能に優れたカーナビを手に入れて欲しいのだ。

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