パワーアンプの注目モデル
今年、気になる新製品が少なかったジャンルがパワーアンプだ。そのなかで、注目を浴びていたのがアークオーディオのピュアボックスシリーズだ。クラスD増幅のデジタルアンプで、ボディは超コンパクト。2ch/4ch/モノラルの3モデルが用意されていた。
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アークオーディオ・ピュアボックスシリーズ |
DLSのXプログラムには、スピーカーのみならずパワーアンプも用意されていた。まだ開発中とのことで、細かいスペックは不明だが、シンプルですっきりしたデザインに好感が持てる。Xプログラム自体、若者向けのリーズナブルなブランドということなので、日本で発売されたとしても、それほど高価にはならないだろう。
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DLS・Xプログラム・パワーアンプ |
iPod関連のアクセサリーは充実
キッカーの別ブランド、サウンドゲートのブースに展示していたioコネクト純正システムでiPodを楽しむためのアクセサリーだ。4chデジタルアンプを内蔵した車種別のコネクションボックスで、純正システムにiPodの音を割り込ませる事が可能。またオプションのioプレイを組み合わせると、iPodの音をブルートゥースで飛ばすことができるし、ハンズフリー通話にも対応する。国産車や日本仕様への対応は今後調査することになるが、かなりおもしろいアイテムだ。
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ioコネクト(奥)/ioプレイ(手前) |
スコッシュでも、iPod用のアイテムを多数展示していたが気になったのはこれ。PNDの吸盤を吸着させるおもり入りのベースだ。PNDの取り付けスタンドに吸盤を採用しているモデルはいくつかあるが、もともと吸盤は窓に貼り付けるためのもの。しかし、日本では窓に貼り付けると違反なので、ダッシュボードに貼り付けなければならない。しかし、凹凸があるダッシュボードに通常の吸盤は貼り付かない……そんな悩みを解消するのが、このおもり入り貼り付けベースだ。もっとも、もう少しスマートだったらなおいいのだが。
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ioスコッシュのブースにはこのようなアイディア品がいっぱい |
全体的に新製品の展示が減少気味ではあったが、単にアイテム数を増やすのではなくいいものを厳選して発表しようという姿勢が感じられた今年のCES。日本への導入時期は未定のアイテムが多いが、期待して待ちたい。