遮音シートは防水ビニールの上に貼る
次に遮音シートの施工。ドア鉄板のサービスホールの大きさに合わせて、まずは遮音シートを大まかにカットし、さらに突起物やフックの穴などを避けるように、部分的にカットすればいい。
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施工前。ビニールの奥にサービスホールが開いているのが見える。 |
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施工後。サービスホールの部分に遮音シートを貼ってスピーカー背面から出た音がスピーカー全面から出た音と干渉するのを防ぐ |
ドアオープナーのロッドや、純正配線などが出ている部分は、遮音シートの端から切り込みを入れ、その隙間から配線などが外に出るように施工。なるべく隙間が空かず、なおかつドアオープナーのロッドなどの可動部分はその動きを妨げないように施工するのがコツだ。
防音パッドは内張りと密着する部分に貼るのがコツ
遮音シートを貼り終わったら、その上から防音パッドを貼る。これは、遮音シートと内張りの間に挟み込むことで、防水シートのばたつきを抑えるとともに、内張りの振動を抑える役目を持つ。
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このドーナツ状のものが防音パッド。内張りの裏と照らし合わせながら密着するポイントに貼っていく。 |
そのため、この防音パッドは、内張りを装着したときに、内張りに押さえつけられて潰れる必要がある。防音パッドが内張りと密着していなければ意味がないのだ。したがって、防音パッドを貼り込むときも、内張りの裏をのぞき込みながら、どこに貼れば、防音パッドが密着するかを考えながら貼ればいい。防音パッドはドーナツ状のものと、その中の丸いものも使えるので、重ねて貼ってみたり、さまざまに工夫すればいい。
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