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考察 カロッツェリア・エアーナビ

話題のポータブルナビのジャンルにカロッツェリア「エアーナビ」が登場した。カロッツェリアが満を持して送り込んだエアーナビ、その魅力に迫る!

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

第2世代エアーナビは通信機能を持ったメモリーナビ

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カロッツェリア・エアーナビはオープン価格。実売価格は5~6万円
カロッツェリアから第2世代エアーナビが登場して約1ヶ月が経った。第1世代エアーナビは、詳細市街地図以外の地図データは内蔵のフラッシュメモリーに格納していたものの、検索や詳細市街地図データは通信で取り込む方式。つまり、通信がつながらない場所では、検索が難しいなどの弱点があったわけだが、新しいエアーナビは4GBフラッシュメモリーに地図から検索、案内まですべてのデータを収録。その上で、通信により情報を得られるようになった。つまり、通信機能を持ったメモリーナビと考えるのが手っ取り早い。

その通信機能も、大きく変わった。初代エアーナビは、サーバーから検索した地点データや地図を取り込むという具合に一方通行のアクセスだったが、第2世代エアーナビはサーバーに個人のナビフォルダを持ち、パソコンや携帯電話で集めた情報をナビフォルダに保存し、カーナビで活用するという具合に、アップロード/ダウンロード双方向のアクセスができるようになった。さらにスマートループ渋滞情報にも対応。ビーコンの下を通らずとも渋滞情報が得られる。

基本スペックはライバルを圧倒

基本スペックだが、画面サイズは5.8型ワイドで、高精細なVGAモニターを採用。ワンセグチューナー、Bluetoothを内蔵し、ジャイロ&加速度センサーを搭載。別売りの電源ケーブルを用意すれば、車速信号までとれて、さらに自車位置の測位精度が向上する。

またSDカードスロットを装備し、MP3/WMA/AACの圧縮音源やMPEG4の圧縮動画を再生可能。ライバルとなる他社のメモリーナビに搭載されている機能で欠けているものはなく、画面サイズ、画素数、測位精度など多くの面でライバルのスペックを上回っているあたりの作りが憎い。ライバルに劣る部分をしいて挙げるなら、バッテリーの持続時間が短いことか。

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