KENWOOD/Clarionから上級CDレシーバー(2ページ目)

クラリオンはリーズナブルでも機能満載

精悍なブラックフェイスを採用。２万円台とは思えない高級感

フロントフェイス右端にUSBポートを装備する

ケンウッドU929とうってかわって２万円台の低価格で登場したのがクラリオンのDXZ525USB（２万8,500円）だ。こちらはメモリーを内蔵しているわけではないが、USBスロットをフロントフェイスに装備して、圧縮音源が楽しめる。再生に対応する圧縮音源はMP3/WMA/AACの３フォーマット。最大255フォルダ、８万5,025曲の再生に対応する。

２万円台とリーズナブルだが同社CDレシーバーの中ではトップモデルで、機能は充実。圧縮音源に変換する際に失われる10ｋHzの倍音成分を、圧縮音源を元に復活させるサウンドリストアラーや、低音を増強するマグナベースEX、デジタルZエンハンサーを搭載。D/Aコンバーターは24ビットタイプで、微細な音を再現できるし、6chRCA出力を備えているので、外部パワーアンプのシステムアップにも対応。サブウーファーボリュームコントロールも、サブウーファーを追加したときに便利だ。

スライドトラックの操作感がユニーク

ディスプレイ左右のスライドレバーで曲送りなどの操作ができる

スライドトラックの操作感は好みが分かれるところだがユニーク。これは、ディスプレイの左右にあるレバーをスライドさせて、CDの選曲やラジオの選局などの操作ができるものだ。メカニカルなデザインも、２万円台とは思わせない高級感がある。


AUX入力を装備しているのでポータブルオーディオ等の接続ができるし、別売のアダプターを用意（EA-1276A-A/１万2,600円)すればiPodのコントロールにも対応。Bluetoothトランシーバー・BLT370（１万500円）により、携帯電話等のワイヤレス接続ができるし、iPodのワイヤレス再生ができるBluetoothトランスミッター・DGL370（9,450円）を用意するなど、周辺機器も充実している。手軽に大量の音楽を楽しみたい人には、魅力的なCDレシーバーだ。

【関連リンク】
・Clarion Japan DXZ575USB
・ケンウッドU929