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スピーカー交換に挑戦! その1

クルマで、これまで以上に気持ちよく音楽を楽しみたいと思ったら、スピーカーの交換がはじめの一歩。カロッツェリアのカスタムフィットスピーカーと取り付けキットでスピーカー交換にチャレンジしてみた!

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

カスタムフィットスピーカーの装着を実践

この秋、カロッツェリアがカスタムフィットスピーカーを一新し、同時にスピーカーの能力を引き出すための取り付けキット「サウンドエンジニア」を発売したことは以前の記事でお伝えした。その後、この新カスタムフィットスピーカーの最上級モデル「Vシリーズ」の音を、視聴室で聞き、「Cシリーズ」をこの取り付けキットを使用して装着したクルマの音を聞く機会もあったが、どちらも、従来のカスタムフィットスピーカーとは一線を画す素晴らしい音だった。

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これがサウンドエンジニアのインナーバッフル・ハイグレードパッケージ。インナーバッフルや吸音・制振マルチファンクションマット、遮音シート、防振パッドなどがセットになっている。
この「サウンドエンジニア」は、従来のデッドニングと言われる作業とは大きく異なる。従来は、ドアの内張りをはがしたときに鉄板全面を覆っている防水のためのビニールを剥がし、サービスホールというメンテナンスのためにドア鉄板の開口部を塞ぐことから始めるが、サウンドエンジニアは防水ビニールを残したままで施工でき、サービスホールを塞ぐ必要もないという点が画期的。そのため、ドアウィンドウのトラブル等、いざというときのメンテナンス時に、従来のサービスホールを塞ぐデッドニングのように、貼った制振材を剥がさなければいけないというような面倒くささはない。そこで今回は、実際にサウンドエンジニアを使ってスピーカーを取り付けてみて、どんな作業を行うのか、その効果のほどは? を検証しようと思う。

スバル・レガシィにフィットするスピーカーはTS-C1710A

スピーカー交換のベース車両は、現行のスバル・レガシィ。使用した取り付けキットはサウンドエンジニアのインナーバッフル・ハイグレードパッケージのスバル用・UD-K715(22,050円)だ。このハイグレードパッケージは、17センチ口径のカスタムフィットスピーカーに対応するものだけが発売されていて、トヨタ/日産/ホンダ・BMWミニ/ホンダ・三菱/スバル/スズキ・VW/マツダ・フォード用の7種類が用意されている。ショップに取り付けを依頼するなら、お店側が適合するものを用意してくれるので心配ないが、もしマイカーに自分で装着しようと思ったら、「車種別適合表」を見て確認したい。

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TS-C1710Aは17センチセパレート2ウェイシステム。オープン&スムースコンセプトにより高音質を実現。
スピーカーは新Cシリーズの17センチセパレート2ウェイモデル・TS-C1710A(32,550円)を使用した。適合表をみると、最上級のTS-V171Aも、16センチ口径のTS-C1610Aも装着できるようだが、今回は純正デッキのままでスピーカーを交換するという事もあり、より手軽なCシリーズをチョイスした。

次ページはドアの内張りを剥がす手順
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