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KENWOOD/Clarionから上級CDレシーバー

USB装備のCDレシーバーがケンウッドとクラリオンから相次いで登場。その使い勝手は?

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

7月はカーオーディオ新製品が乏しい時期だが、ケンウッドとクラリオンから1DINサイズのCDレシーバーが各1機種ずつ登場したので紹介する。

メモリー内蔵で音楽録音できるCDレシーバー

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ケンウッドの最新CDレシーバー・U929(7万3,500円)
今、カーナビはHDDに音楽保存が当たり前。ケンウッドのAVナビHDV-990/790はUSBからHDDへの音楽転送ができる。それと同様の使い方ができる1DINサイズのCDレシーバーがU929(7万3,500円)だ。1DINサイズの本体には512MBのメモリーを内蔵。また本体裏にUSB2.0を装備し、USBメモリーやメモリーカード、デジタルオーディオプレーヤーから音楽ファイルおよびフォルダを転送できるし、CDからの録音も可能。また別売のケーブル(KCA-iP200/3,150円)を用意すれば、iPodもUSB2.0接続。
スピーディ&快適に選曲等の操作ができる。

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マルチコントロールホイールは回す/押す/上下左右に倒すの操作がひとつのレバーでできる
メモリーに収録できる音楽はスーパーロングプレイ・モードで16時間分。1曲4分換算で、約240曲になる。選曲はフロントフェイス右側のマルチコントロールホイールでするが、この使い勝手がいい。上下左右に倒す、回す、押すの操作がひとつのつまみでできて、たとえばiPodなら回せばミュージックメニューに切り替わり、さらに回して項目を選択。曲名がリストアップされたら、聴きたい曲に合わせてプッシュ。これで音楽を再生できる。iPodにジャケット写真のデータを保存していれば、ディスプレイにジャケット写真の表示ができるし、曲名等は日本語表示にも対応するのもありがたい。

最新のSRSを始めデジタル機能を満載

7万円台と、最近のCDレシーバーとしては高価なのは、サウンド調整機能が多彩だから。まずSRSだが、最新技術のSRS WOW HDを搭載したのが特徴。これは立体感を生み出すSRS3Dと、実際にスピーカーから低い周波数の音が出ているわけではないのに重低音を体感できる技術・TruBass、音像を高く移動できるFocusにSRS Definitionを融合させたもので、SRS Definitionは高域の音質を改善できるため、音のこもりのない明瞭なサウンドが楽しめる。またサウンドマネージメントシステムはキャビンサイズやスピーカーサイズを設定するだけで、簡単にクロスオーバーやタイムアライメントなどの調整ができるシステムだ。

音質追求派には非圧縮の音楽ファイル=WAVに対応しているのにも注目。元の音楽データから音を間引いてデータ量を軽くする圧縮音源のMP3やWMA/AACに比べ、元の音楽データそのもののWAVは、1曲のデータ量が重くなるものの音質は圧倒的にいいので、少しでもいい音で音楽を聴きたい人は、USBメモリーやメモリーカードに保存したWAVファイルを楽しみたい。

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