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話題のPNDを試す2 ソニー「nav-u」NV-U1(5ページ目)

PND=ポータブルナビのレポート第2弾は、ソニー「nav-u」NV-U1。一旦、日本の車載機市場から撤退したソニーの、復活第一弾モデルの実力やいかに。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

PNDの弱点の克服に努めたポータブルナビ

従来ナビに対するPNDの弱点は、測位性能、渋滞対応力、情報量の3点である。NV-U1はその克服に真正面から取り組んだPNDといえる。いや、PNDというよりは、ポータブルナビといったほうが正しいだろう。ほかのPNDのように、ミュージックプレーヤーや動画プレーヤー、ピクチャービューワー、ワンセグ視聴といったエンタテインメント機能や通貨変換といったトラベル機能など、ナビゲーション以外の機能は一切搭載していないのだから。

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ポータブルナビとしての完成度は高い

PNDとして見た場合は、ほかに使いようがないという点で魅力に欠ける部分もある。しかし、どんなクルマにも取り付けられて、取り付けが簡単、しかも安くてスタイリッシュなカーナビが欲しい人には、要望にぴったりはまるのがNV-U1。という意味では、日本でのPNDのニーズを考え、真面目に作られたポータブルナビである。

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渋滞情報が得られるPNDは現在これだけ
都市部を運転するのに欠かせない渋滞情報も、オプションのVICSユニットを追加すればばっちり入手可能。高架の道路やビル街など、GPS受信が難しいシチュエーションが多い市街地でも、測位性能は比較的に安定している。言い換えれば、都市部での使用に耐えうる唯一のポータブルナビでもある。

検索データに対する考えは、人それぞれで異なると思う。当然ながら、入力がスピーディにできる電話番号検索が充実しているほうが使いやすいという人もいるはずだ。ただし、電話番号でピンポイント検索できる地点には限界があり、いざ電話番号で検索できない場合、頼りになるのは住所。その住所検索が番地までしか絞り込めなかったら、あとはお手上げ。ピンポイント検索できる手段が無くなるのだ。

そんな意味では、全国の住所ピンポイント検索ができるのは安心できる。住所がわからない宿泊施設やレジャー施設、会社などはインターネットのサイトなどで調べることができるし、親しい個人宅なら住所を聞くことはできる。ポータブルナビだから、検索などの操作は家で行い、案内させるときだけクルマにセットすればいいのだ。データ容量が限られるなかで、住所検索を重視したのは正解だと僕は思う。

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