カーナビ・カーオーディオ/カーナビのおすすめモデル

話題のPNDを試す1 クラリオンDTR-P5(3ページ目)

メモリータイプのポータブルナビ=PNDが欧米で大人気。その勢いで日本でも続々と発売されはじめた。そんなPNDはカーナビ超先進国の日本で使えるのかを検証。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

ルート探索と案内

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ルート探索は従来ナビライクの高性能
ルート探索は標準、距離優先、幹線優先、有料回避の4つの条件から選択可能。ルート探索のスピードは他のPNDとそれほど変わらずで、スタートして一瞬の間をおいて探索が完了する。優れているのは、地図上で全ルートの確認ができること。その際、有料道の料金や距離なども知ることができる。そのあたりの使い勝手は、これまでのカーナビと変わらないので、従来ナビを使い慣れている人にも違和感はない。

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左端の矢印表示がラリービュー。表示はやや小さい
案内画面も従来ナビ同様の細かさだ。片側複数車線の幹線道路ではレーンガイドが出るし、主要交差点では方面案内看板も表示する。画面の左端に出るラリービューは、IPCがFOMAのGPS携帯向けに行っている携帯ナビサービス「Mapfanナビークル」で採用した表示を応用したもの。ルートを先取りできるので、ドライブに余裕が生まれる。

ただ、レーンガイドやラリービューの矢印はやや小さいので、視力が衰えている人には確認しにくいかも。ハイウェイモードなど、とても見やすい表示もあるだけに、それとのギャップが大きいのだ。

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交差点拡大は地図全体をズームアップ
交差点拡大は2画面表示するのではなく、曲がる交差点の300m手前まで近づくと地図全体をズームアップする方式。最初はズームアップした瞬間に、曲がるべき交差点の地図が見えなくなるので、そこまでの距離を感覚的につかめなくなる不安があったが、ラリービューで距離を数字で見られることがわかってからは、その不安も解消。従来ナビより小さい4.3型画面では、かえってわかりやすいと感じられるようにもなった。

次ページは測位性能をテスト
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