ところでPNDってなに?

昨年末から今年にかけて続々と新製品が登場しているPND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)。ポータブルナビの一種なのだが、地図データやプログラムの格納に、従来のカーナビのようなCDやDVD、HDDといったドライブメディアを使わず、フラッシュメモリーやSDなどのメモリーカードを使うのが大きな違い。

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写真は欧米で人気のGARMIN
コンパクトなシリコン系メディアだからコンパクト&軽量。しかも電力消費が少ないから、充電バッテリーでも楽に4~5時間は使える。おまけにカーナビだけではなくメモリーオーディオプレーヤーやピクチャービューワー、動画プレーヤーとして使える機種もあって、価格も従来ナビと比べると思いっきり安い。というわけで、欧米では、いまやカーナビの主流といえるほど大人気。とくにTomtomやGARMINといったメーカーのPNDの人気が高いようだ。

そんなPNDがカーナビ超先進国の日本で果たして需要があるのか!? は別として、今年に入ってクラリオン、ソニーなど大手国産メーカーが日本国内にもPNDを導入。これから夏にかけてさらに参入メーカーが増えるとあっては、試してみないわけにはいかない。そんなわけで、まずはクラリオンのdrivTraxP5から徹底テストを敢行した。

クラリオン「DrivTraxP5」DTR-P5
オープン価格(実勢価格は5万円前後の見込み)

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配線要らずで簡単にクルマに装着できるのも魅力

概要

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厚さは22ミリ。しかも198グラムの軽量で携帯性良し
厚さ22ミリの携帯性に優れた薄さが魅力。4.3インチワイドディスプレイを採用したボディは幅×高さは132×90.5ミリで、重量は198グラムと軽い。これでも内蔵リチウムイオンバッテリーで、最大約4.5時間の連続使用が可能。電源供給はUSBによって行い、PCやシガーライターソケット、ACアダプターでできる。

内蔵メモリーは2GBで、OSにはWindowsCEを採用。CPUはSamsungの400MHzのもので、GPSエンジンはSiRF社のStar3を搭載する。地図データとナビアプリケーションはインクリメントP(IPC)が開発。これをベースに、地図色やメニューなどに独自色を織り込んでいる。

クルマへの装着

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スタンドは高さ調整不可
クルマへの装着は付属の吸着式スタンドで行うが、この造りはイマイチ。いちおうダッシュボードへ装着するために吸着用ベース板を付属しているのだが、ステーが長く高さ調整ができないので、ダッシュボードへ吸着させると画面の位置が高すぎてドライバーの前方視界を妨げかねない。そのため違反を承知で窓に吸着させざるを得ないのだ。

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窓に吸着させるとしっくりくるのだが...
しかも回転方向の調整ができないため、窓が左右方向に湾曲した部分に貼ると、画面の水平を保てない。これは違和感。スタンドの改良だけで改善できる点なので改良を望みたいし、購入者はひと工夫必要になるだろう。スタンドから本体の脱着はワンタッチで簡単だ。

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