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話題のPNDを試す1 クラリオンDTR-P5(2ページ目)

メモリータイプのポータブルナビ=PNDが欧米で大人気。その勢いで日本でも続々と発売されはじめた。そんなPNDはカーナビ超先進国の日本で使えるのかを検証。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

検索機能

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検索のメインメニュー
検索項目は住所/電話番号/名称/周辺施設/ジャンル/登録地/検索履歴の7つ。データ量は住所が、番地まで検索可能な約1,100万件、電話番号が約800万件。周辺検索は半径10キロメートル圏内で100件までリストアップでき、登録地検索は200件までメモリー可能、検索履歴は最新の50件が残る。

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リスト表示は指でのタッチに不向き
操作性だが、検索のメインメニューは指でのタッチ操作ができるものの、その次のリスト表示が出ると1行の幅が狭いため、指での操作には気を遣う。そのためスタイラスペンを付属しているので、これを使えばいいのだが、運転中にわざわざスタイラスペンを取り出すのは面倒だ。

したがってPNDを使うなら、ナビの操作に関しては考え方を根本から変える必要がありそう。従来ナビを使い慣れていると、ついついカーナビはクルマの中で操作するものと思いがちだが、目的地検索は出かける前に家ですればいいし、休憩中にクルマから持ち出して周辺検索をしたりもできる。携帯性に優れたPNDなら、それができる。そう考えてからは、操作のストレスもそれほど感じなくなった。

もっとも、このアプリ&データを開発したIPCによると、問題を手早く改善できるのがWindowsCEを使用した良さであり、アプリも開発しているIPCの強みで、メニューの作りなどは、バージョンアップで変更可能とのこと。今は操作性に不満があっても、早急に改善されるに違いない。

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電話番号検索はヒット率がわりと高い
電話番号検索は約800万件と、タウンページを元にした電話番号ピンポイント検索には少し及ばないものの、中小の会社までヒットする率はかなり高いほう。住所検索は○号までピンポイントで検索できないのがやや不満。都市部の場合、号がわからずに目的の場所にたどり着けない場合だってあり得るのだ。そういう意味では、都市型ではなく地方型のPNDといえるかもしれない。

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