2/4 実践！　BMW(E90)のサウンド向上作戦 [カーナビ・カーオーディオ] All About

まずはドアスピーカーを交換

ドアの鉄板側にはスピーカーが無い

では、実際の作業内容をみていこう。ドアのスピーカーの交換は、まずドア内張りを外すことから始める。一般的なクルマなら、ここでドアの鉄板側に固定されたスピーカーが見えるのだが、E90の場合、ドアの鉄板側にはスピーカーが装着されていない。黒い防水シートでドア全体が覆われているだけだ。

ちなみに、一般的には防水シートの裏には鉄板（内板）があり、ところどころにメンテナンスのためのサービスホールが開いているという構造なのだが、E90はシートの裏全体がサービスホールという構造で、内板の面積が極端に少ない。したがって、ドア側にスピーカーを固定しようにも難しいのだ。

簡単な作業で入れ替え可能

純正ドアスピーカーは内張りに固定されている

純正の10センチスピーカーが固定されているのは、ドアの内張り側。３本のボルト＆ナットを使って固定されている。まずは、これをスパナ等の工具で外す。配線はカプラー式なので、ワンタッチで外すことができる。

サウンドアップグレードキットは、純正スピーカーを固定していたボルト＆ナットを、そのまま流用して装着できる。まずは付属のアクリルプレートに８センチ２ウェイスピーカーをネジ止めし、アクリルプレートごと、ドアの内張りに固定すればいい。またコンデンサ付きのケーブルも付属しているので、配線時は必ずこれを使うこと。これは８センチスピーカーが再生する音の低域側をカットして、シート下に埋め込んだウーファーとの音のつながりをスムーズにする役割を持つ。